【プリパラ】できると唱え続けると本当にできるようになるのか?【幸多みちる】
【プリパラ】できると唱え続けると本当にできるようになるのか?【幸多みちる】
こんにちは。なめ(あるいはtere)です。
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今回は、アイドルタイムプリパラ、通称アイパラの幸多みちるとミーチルについてです。
目次
できると唱え続けると本当にできるようになるのか
幸多みちるはいつもオドオドしていて、吹けば飛んでしまいそうなもろい印象を受ける少女です。
劇中でも、年下であるガァルマゲ(主にあろま)に振り回される一幕もありました。
しかし、一度プリパラへとゲートインすると豹変。
「できるできるできるできるできるできるできるできる」が口癖の強気な女性、ミーチルへと変貌を遂げるのです。
そしてミーチルは言葉の通り、困難を乗り越え、できるという言葉を体現してみせます。
見ていてとても気持ちのいいものですが、果たしてこれは実際に起きることなのでしょうか?
それとも「フィクションだから……」と納得するべきなのでしょうか。
ピグマリオン効果(ピュグマリオン効果)
実のところ、心理学上ではこの「できると唱え続けると本当にできる」に近い効果を得られる心理があることが示唆されています。
それが、アメリカの教育心理学者ロバート・ローゼンタールが提唱した「ピグマリオン効果」です。
これはギリシア神話の「変身物語」に登場するエピソードが元ネタとなっており、ざっくりと説明すると
“ピュグマリオンという王様が像に向かって「人間になれ……人間になれ……」と唱え続けたらマジで人間になったぜ!”
みたいなお話です。
これになぞらえて、
「人間は期待された通りになろうとする傾向があるのでは?」
という考え方をしたというわけですね。
実際にこれはロバート・ローゼンタール先生が実験を行なってその効果を確かめています。
ただ……
正直なところ、このピグマリオン効果については懐疑的な目も多くあります。
僕自身も割とそうです。
というのも
「贔屓目に見ているだけなのではないか?」
「結果をインチキしているのではないか?」等、様々な指摘があり、一番大きいのは
別の人が同じ実験をやっても同じ結果にならなかった
という点が気になるからです。
これはつまり、再現性がないということになります。
これの何がまずいのかというと、
例えば、今あなたがスマホを手に持っているなら、それから手を完全に離したらどうなりますか?
多分下に向かって落下しますよね?
これは僕がやっても同じですし、他の人がやっても同じ。
誰がどうのようにやっても同じ結果になる、これが再現性のある事象です。
しかし、この再現性がないとなると、話が変わってきます。
誰もができるわけではないということなので、それは「研究する価値あんの?」という評価を受けてしまいます。
なので、このピグマリオン効果は僕は少し懐疑的に見てしまっています。
もちろん、夢のある素晴らしい効果だと思うのですが。
大事なのはマインドセット
「できると思えばできる!」というのが本当かはよくわかりませんが、確かなのは
「できないと思っていることはできない」ということです。
どういうことかというと、つまり重要なのはマインドセット(※)のあり方であるということ。
(※)マインドセット≒心の持ちようくらいに捉えていただければ幸いです。
やる前から「できない、できるわけがない」と考えているなら、実際にチャレンジしても(失敗を恐れて集中力が低下するので)上手くできる確率は下がりますし、そもそもチャレンジ自体をしないかもしれません。
「できると言ったらできる!」と唱える方がやる気が出るタイプの人ならばそうすべきですが、唱えなくても大丈夫な人は唱えない方が得策かと思います。
最悪、できると唱えればできると思ったのに裏切られた……と感じて、取り返しのつかないくらい硬いマインドセットになってしまうかも知れませんからね。
「今は」できない
「今すぐフルマラソンを走りきれ!」と言われたら流石に「無理です〜……無理無理無理無理無理無理」と頭を抱えてしまいます。
しかし、普通に生きていると、いきなり「これを今すぐにやれ。できなければ死ね」みたいなことは起きません。
大抵、その予兆があったり、できなくてもなんだかんだ許されたりします。
重要なのは「今できる」ことではなく
「いつかできる」ようになることです。
とはいえ、いつかはできたらいいな〜なんて思っているだけならいつまで経ってもできるようにはならないのも事実なので、これは考えものですね。
実際に僕が実践しているのは
「昨日の自分より前に進んでいるか?」
という確認を毎日することです。
僕は人より要領が悪いので、人と比べても悲しくなるだけです。
しかし、毎日作業をしっかりしていれば、昨日の自分よりは確実に進歩できているので、せめてそれぐらいで自分を励まそうかなということです。
心理学の実験でも、自分と他人をよく比較する人は幸福度が低くなりやすいことがわかっているので、割とアリな選択肢だと思います。
最後に
結論ですが、「できると唱えればある程度はできるようになる可能性もあるかもしれない」という非常にあやふやなものになってしまいました。
なので、できると唱えて、ピグマリオン効果に期待するよりは自分から行動を起こして、毎日ハイスコアを更新していく人生を歩む方が安定します。
そんな日々の中で得た気づきがあります。
それは、
「思考によって人生は変わらない。行動のみが人生を変えうる」
ということ。
たかが20年程度生きてきただけの若造がわかったように言っているだけという感じが否めませんが、僕はこれを座右の銘にして自己紹介とかでもバンバン前に出していこうかなと思います。
あ、こういうことしてるから俺友達いないのか