プリパラに学ぶ心理法則 #1 孤独の害と対策
プリパラに学ぶ心理法則 #1 孤独の害と対策
第一回「紫京院ひびきの孤独」
み〜んなライバル☆
第73話「彼女がデビューする日」で衝撃的なデビューを果たし、以降プリパラ改め、セレパラを築き、自らの野望を成し遂げんとして圧倒的な存在感を放ち続けたひびきさん。
そんな彼女は、群れを成すことを好みません。
紫京院ひびきの背景
彼女は過去に友人(少なくともひびきさん自身はそう思っていた)や従者たちに裏切られ、冷たい視線や残酷な言葉をかけられました。
が、その直後に自分を裏切った連中が手のひらを返し、態度を一変させてすり寄ってきました。
そんな経験をして以来、ひびきさんは他人を信じることに対してトラウマを抱えてしまったのです。
人を信じることができなくなったひびきさんはトモダチという存在を否定し、孤高であることを目指しました。
孤独の害
現在、孤独に関する研究はたくさんの機関で行われています。
その多くに共通しているのが、
孤独が身体に害を与えるという結果です。
孤独の状態はメンタルが弱まり、さらには体の免疫系の能力も落ちることが分かっています。
そのため、うつ病や身体的な病気などのリスクが上がり、早期死亡率が高まります。
なぜ害が生じるのか
その理由は脳の構造にあります。
人間の脳はサイズやスペックなどの違いはあれど、
ベースの部分は石器時代から変わっていません。
石器時代の人々はどうやって暮らしていたかというと、パーティを組んで狩りをしていました。
狩りに行っていない人はその人たちで一緒に家事をしていました。
今のような個人主義的な生き方が始まったのは人類史の中であまりに短いのです。
つまり、ヒトは集団で過ごしているのが普通の状態で、一人でいることは不自然ということでしょう。
対処法
孤独を紛らわすことができれば最高です。というか、それが唯一の解決策です。
具体的な例を挙げると以下の三つです。
①コミュニティに参加する
地元、学校、職場……。なんでも良いので、何かしらのコミュニティに属します。
大して仲良くなくとも、寂しさは紛れます。
さらに、長い時間ずっと一緒にいると
だんだんと仲が深まっていくことも分かっています。
親友になるための条件というのがあるのですが、それが非常に簡単な条件で、
200時間以上を友人として積極的に(クラスなどのように誰かに強いられてではなく)過ごすことで親友になれます。
ちなみに友人になるための条件は
共通の趣味の話題を持っていることです。
自分の友達で思想や信条が一致している人もいるでしょうが、そうじゃない人もいると思います。
人は共通点さえあれば友達になれます。
②SNS等でコミュニティに参加する
学校ではずっと一人でいるタイプでも、ネットには友達たくさんみたいな人もいます。
これは非常に良い手で、ネット上では現実世界のように場所や話す相手によって話す内容が縛られるということがありません。
例えば、友人とプリズムストーンショップに行った時、店内でアイカツ!の話をしますか?
普通にするかも知れませんが、「なんとなく喋りづらいな」という感覚を持ちながらすることになると思います。
しかしネット、例えばTwitterなどではそういうことはありません。
アイカツ!の話をしたい人は、そもそもそういう人だけで集まって好き勝手に喋るわけですから、なんの気兼ねもなく話ができるわけです。
そういった意味でもリアルよりネットの方が友達は作りやすいかと思います。
③何かに熱中する
①,②の方法を取れないという方は、
何かに没頭してそれ以外考えない状態
になるしかありません。
寂しい……という感覚を自覚していなければ、孤独の害が軽減できます。
趣味でも仕事でもなんでも良いので、とにかくそれに集中して、寝ても覚めてもそれのことだけ考えてみてください。
とはいえ、これは本当に難しい手段なので、素直に①,②をおすすめします。
紫京院ひびきのその後
セレパラを見事に成立させ、果てはトモダチの存在しない世界を生み出しました。
達成感を得つつも、何かが欠落しているという感覚に苛まれるひびきさん。
そんな彼女を救ったのは、ひびきさん自らが切り離した緑風ふわりでした。
ふわりの説得もあり、まだ完全に人を信じることはできずとも、少しずつ自分を変えて行くことを決めたのでしょう。
まとめ
友達というキーワードで、あなたの頭に思い浮かぶ人はいますか?
もし、誰かの姿が描かれる前に寂しさを感じてしまったなら、それは要注意のサインかも知れません。
他人を信じて、人間関係を築いていくのは抵抗のある人にとっては強い緊張を強いられます。僕もそういうタイプなのでわかります。
しかし、足踏みしていても状況が好転することはありません。
大切なのは一歩踏み込む勇気を持つこと。
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なりたい自分に
プリズムジャンプ☆
参考文献:最高の体調 鈴木祐