コンプオタクとバレンシアガールは同じ?【考察】
目次
オタクはグッズが欲しくなる
高級ブランドものが欲しくなる人
なぜほしがるのか【自己肯定感】
買ったところで解決しない
自信をつけるには
オタクはグッズが欲しくなる
僕もオタクの端くれですから、オタクの悲しい性については痛いほど理解しているつもりです。
その悲しい性の一つが「物欲」でしょう。
好きな作品のグッズが出れば買ってしまい、好きなキャラのグッズともなれば複数買ってしまうこともまちまち。
バイトをしてお金を稼いでも、稼いだお金はすぐに消えていき、息つく間もありません。
我々オタクは、まるでハムスターのように、回し車をぐるぐると回し続けるほかにはないのです。
なんと哀れなことか、と思いましたが……果たしてこれはオタクだけなのでしょうか。
高級ブランドものが欲しくなる人
世の中には高級ブランドものをほしがる人がいます。
その代表的な代名詞として「バレンシアガール」というのがあります。
これは、高級ブランドであるバレンシアガの服やバッグで統一された格好をしている女性を表した言葉だそうです。
(服とか興味ないのでバレンシアガ自体知りませんでしたが)
女性が服にお金をかけるというのは想像に難くない話ですが、男性にも服にお金をかける人というのはいます。
中には、新作が出るたびに買いそろえるという熱心な顧客もいることでしょう。
なんと哀れなことか……と思いますが、どこかで似たようなケースを見たことがあります。
そうですね。我々オタクですね。
なぜほしがるのか【自己肯定感】
オタクと高級ブランド大好き人間は、行動的にはとても似ています。
ということは、このどちらかの行動原理を考えれば、もう片方の行動原理も掴めるのではないでしょうか。
結論から申し上げてしまいますと、自分に自信がないからです。
オタクには「この作品を応援したい」という純粋なファン精神によってグッズを買いあさる人がたまにいます。
そういう人を除いたときに、結構、なんとなくの無目的でグッズを買いあさる人も多いと思います。(現に自分もそうでした)
そういう無目的の人たちが何を目的として買っているかと言えば「グッズの収集で自分自身のステータスを高めようとしている」ことがうかがえます。
先ほどの高級ブランドにお金を使いまくる人を例に挙げて考えてみましょう。
彼らは服を性能で選んではいません。
「ここのブランドのものだから買う」というようなシンプルな基準によって判断し、購入しています。
それはオシャレのためとか、デザインが良いとかではなく、単に
「これを持っていれば自慢できる」から買っているに過ぎません。
(ファッション誌に載ってるような人って、多分ブランドのロゴが入った服とか着ないと思うんですよね。ファッション誌読んだことないから分かりませんが)
そしてこの動きは、ブランドを作品と言い換えれば、丸々オタクにも当てはまります。
つまり、オタクにも「作品を応援したい」という人と「友達に自慢したい」という人がいると言えます。
友達に自慢したい人というのは、「これさえ買えば友達に自慢できる」という思考を無意識でしているということです。
裏を返せば「これを買ったということしか自慢できることがない」ということ。
自分に自信がないのです。
(実際、僕もこれと全く同じ状態でしたが、自分が自慢のために買っているとは気づきませんでした)
買ったところで解決しない
当たり前ですが、グッズを買ったところで自分の能力や社会的ステータスが変化することはありません。
どんなに高級ブランドものやグッズを持とうが、それが自分に似合うかどうかというのは別の話になります。
なんとなくでの出費を減らすには、自分が自信を持てるような何かを身につけるほかないでしょう。
自信をつけるには
自信をつけるには、2つの方法があります。
- 行動を起こす
- 現状に満足する
1はとにかくいろんなものにチャレンジしていく方法です。
何でも挑戦していけば、必ず何かで上手くいくので、失敗を気にせずに挑み続けることができるならコレがオススメです。
2は逆に、あらゆるものに折り合いをつけて接するという方法です。
ない事を受け入れる事によって、生活習慣をシフトさせていきます。
最終的に、趣味はガーデニングとか楽器を弾くこと、という風に物質主義から抜け出すことができれば成功です。
そういう生き方を選ぶことができれば、自己効力感も芽生え、自分自身に対する評価も変わってくることでしょう。
最後に
これは極論になってしまうのですが、最良のオタクと、最良の客は違うと思います。
商品を売りたい企業側からすれば、出した商品は全部買う人が望ましいかも知れません。
しかし、それはただの客でしかありません。
最良のオタクとは「作品に示す忠誠度が高い人」だと思います。
設定資料を読み込んだり、二次創作の何かを作ったりなど、その作品に対して熱と時間を注いでこそなのではないでしょうか。
というわけで、貧乏人のひがみをお送りいたしました。