ワッチャプリマジ!(プリマジ)第1話 感想&考察 良くも悪くも大人向け?【プリマジ】【アニメ】
こんにちは。なめです。
ついにプリマジ、始まりましたね。
前置きでダラダラ喋るのもアレなので、さっさと本題に入りましょう。
追記2021/10/18:致命的な間違い(みゃむとあうるを同一人物と勘違い)を修正しました。
目次
感想&考察
最後に
感想&考察
まずは本編の時系列順に思ったことを突っ込んでいこうと思います。
ユニセフか何かかと思ったらレゴのシーエムだった。
まず本編入る前のCMなんですが、これがすごかった。
なんか鎧を着た人が川を渡ろうとして失敗するんですが、近隣の人が各々要らないものを持ち寄って橋を作り、鎧の人を行かせるという内容でした。
僕はてってきり「ユニセフで募金を!」とか「寄付しましょう!」みたいなCMだと思っていたのですが、
なんと最後のシーンでまさかの「全部レゴでした宣言」。
映像作品(これはもはやCMではなく長短編映画)として物語を描きつつ、子どものイマジネーションのすごさや助け合う姿勢などを同時に描く……
久しぶりに面白いCMを見たなと思いました。
では以下から本編へ。
マナマナは魔法使いのことらしい。
マナマナは魔法使いを指す言葉みたいです。
かけ声もマナマナマジピチュッピ!なので、魔法使いと「この一般人がァ!!」のタッグで初めて魔法を使えるというコンセプトにも合致してますね。
プリチャンと同じスタジオか
作画はプリチャンと同じ所が担当されてるようで、同じ感じの絵柄でした。
ただ、作風が異なるのか、プリチャンとはまた違った雰囲気を感じさせます。
と思いきや、気の抜けたシーンはプリチャンに見える所もあり、しばらくは「アレ? 今見てるのってプリチャンだっけ?」と戸惑いそうです。
アイカツっぽいしプリパラ・アイパラっぽい
プリマジをやってる人にあこがれていて、プリマジ経験者に誘われて始める……というのはアイドルもののテンプレートかも知れません。
(そもそもアイカツ!やプリリズなどの女児向けアイドルアニメは互いの影響を受けながら進化している側面がありますし)
そういう意味でもやはりプリマジは今までの作品の文脈の中に存在するのだなと感じます。
展開早
ワンクールアニメと見まがうほど展開が早くて驚きました。
なかなかテクニカルですね……
1回見ただけじゃ情報を拾いきれない気がしますが、作り手としては「大事な部分だけ受け取ってくれればOK」というつもりなのでしょう。
魔法の存在は知られていないっぽい
前回の記事でも触れたことですが、「プリマジが魔法の産物なら、その魔法という概念は世間に知られているのか?」というのは気になっていました。
ふと思ったんですが、
魔法の世界とやらは別に秘匿とかされてないって事なんですかね?
プリマジが魔法の産物なら、それはみんな知ってることなのでしょうか?
魔法の存在が知られているのであれば、魔法の世界いの存在も知られているのでしょうか?
いや、「それは魔法だったのです!」とか言ってるので、多分一般人は知らない的な感じなのでしょう。
しかし、当事者であるプレイヤー(演者)は知っているはず。
となると、少なくとも弥生ひなが通う学校の生徒は「この世界とは別の世界がある」と自覚して生きているという事になります。
なので、僕らのような人間とは全く異なるイデオロギーを抱えた存在になるのかも知れません。
前回の記事より
どうやら、概ね予想の通りだった模様です。
魔法は秘匿されていないが、別に知られているわけでもないという状態。
当然魔法世界の存在も知られていないようですね。
しかし、魔法の世界ではチュッピが居ないと魔法が使えないという知識が広く知られている様子。
という事は、現実世界は魔法世界を認知していないが、魔法世界は現実世界を認知しているという一方的な関係という事でしょう。
めんどくさいオタクとしては、これが「アニメの世界と視聴者の世界の関係性」に見えます。
作品にもよりますが、基本的に二次元世界の住民たるアニメキャラは、僕たち3次元世界の住民を認知できません。
さらに、僕たちは地面の絵を描けばそこに大地が、人を書けば人物が生まれます。
この行為はアニメの世界の住人が見ればどう思うでしょうか?
何もない空間から有を生み出す。
そう、魔法です。
すなわち魔法世界とは僕たちにとっての現実世界のメタファーであり、現実世界が僕たちにとってのアニメ世界のメタファーと考えられるのではないでしょうか。
と考えると、この作品は「我々3次元の視聴者は、2次元であるアニメキャラに対してどう向き合えば良いのか?」というテーマについても語ってくれるような予感がします。
そう言った意味でもとても楽しみになりました。
曲はキラッとスタートの方が好きだなぁ
ここでオープニングが流れましたが、良い感じの曲だと思います。
ただ、曲単体のみで評価するなら、僕としてはキラッとスタートの方が好きでした。
キラッとスタートはメロディーラインがハッキリしていて一度聞けば記憶に残る曲だったのに対し、プリマジの曲は耳に残りませんでした。
この違いは、オープニング曲のあり方に大きな違いがあるためだと思われます。
プリチャンまではKRなどの特別なコーデがもらえるシーンで流れる曲がオープニング曲でした。
なので、「プレイヤーが何度聞いても良いと思う曲にしよう」という思いを感じたのですが、今回はそれを感じませんでした。
実際、劇中で主人公が歌うこともなかったですし。
今回はオープニングにそこまで力を入れていないのかも知れません。
それはこれから先登場する曲がよほど魅力的なのか、それとも曲ではない部分で勝負するつもりなのか。
興味は尽きません。
チュッピは一般人
らしいです。
ちなみに「チュッピという単語はあるとしたらどこの言語なんだろう?」とおもって調べたところ、
総社市(岡山県)のマスコットキャラクター、チュッピーが出てきました。
総社市イメージキャラクターチュッピーのお部屋 (city.soja.okayama.jp)
更に調べると、イタリア料理でチュッピンというのがあるそうです。
何か関係が……ないっすね確実に。
マナマナにせよ、チュッピにせよ、キーワードの元ネタがなんなのかは設定資料集なりインタビュー記事なりが出てくるまでの楽しみにしておこうと思います。
プリマジの存在は知ってても魔法とは同じじゃない
先ほど書いたとおりですね。
ワールドワイド
日本は少子化で客がドンドン減るから、海外に出ないとやってけないという話はよく聞きます。
なのでそれみたいな事でしょうか。
しかし、一方で日本は内需がとても高い国なので、外に出なくてもやっていけるという考え方もあります。
個人的にプリティーシリーズはとてもドメスティックな作品だと思うのですが、どうでしょう。
海外で受けているという話はそれほど聞きませんし(シンソフィアのお膝元である韓国は別として)。
後に、「ジェニファーがより多くの人に笑顔を与えるために、ワールドワイドな存在になった」という下りがありましたが、それは今後のプリティーシリーズのあり方を示唆するモノなのでしょうか。
進学校?
キレイな校舎……広い敷地……学校の中に噴水……
めちゃくちゃ学費かかりそうな学校ですね。
まつりちゃんの地元は芦屋のような富裕層住宅街の可能性?
まつりちゃんのお母さんは主婦っぽい(確定ではない。非番で家に居る可能性もある)ので、
父親の稼ぎが多いorおじいちゃんも働いてる(お菓子職人)ので総収入が高いのどちらかかと思われます。
さらに見たところ一人っ子っぽいので、それでかけられるお金が分散していないのかも知れません。
まつりちゃんの学校はどう見ても私学っぽいので、おそらくまつりちゃんが大学を出るまでに数千万かかると予測できますが、それを可能に出来るほどの資産力があるのでしょう。
申し込みって何?
プリマジやるのにエントリーシート書かされるんですね。
エントリーシートのわりには書くことが少なくて、なんか小学校の頃流行ってたプロフィール文化とか思い出しますね……シールとか一期一会の鉛筆とか。(まあ今は廃れた文化かも知れませんが)
それはそれとして、夢がないって悩んでた主人公が「夢なんかなくても良いんだ!」みたいな展開になるのかと思っていたのですがそんなことはありませんでした(^◇^;)
正直、夢を持つことを強いるのは今の時代には合ってないと思います。
素直に夢見られるような時代でもないので。
夢を持つことの大切さはもうアイドルタイムプリパラで十分やった気がするので、そろそろそのカウンターとして「夢を持たないことの良さ」見たいなモノを描いてもいい頃かと思います。
褐色がヒロインなのはいっすねぇ
ジェニファーという名前らしいラスボスっぽい褐色の人。
そしてよくみると、前回の記事でも取り上げた弥生ひなちゃんとどことなく似てますね。
ジェニファーはトップアイドルらしいので、弥生ひなちゃんも彼女の影響を受けているのでしょうか。
迷惑行為を謝る
以前当ブログコメント欄で「萌黄えもが迷惑行為をして周りに迷惑をかけても謝罪も何もない」みたいなご指摘がありました。
そこから考えると、このポイントが最大の変化かも知れません。
すなわち、プリチャンでは多様性を認めようという事で迷惑行為をする人も「それもまあ個性だ」と言って肯定してきましたが、プリマジになって「迷惑かけたらごめんなさいしよう」といさめる方向に進んだと。
多様性を重んじるのは大事だけど、「多様性を重視することと無秩序を推奨することは違う」というメッセージなのではないでしょうか。
猫にんなもん食わすな
ネコはデリケートなんだから。
とはいえ、みゃむってネコなんですかね?
それともライカンスロープのネコ版みたいなものなんでしょうか?
親は普通の人げんっぽいので、ネコの遺伝子が入ってるとは思いにくいですが……
やりたいならやれよ!をオーディションの子に言わせるのは熱いな
みゃむのセリフで「自分にはムリとか思うな! やりたいならやれ!」みたいな事を言わせるのは中々乙だと感じます。
というのも、みゃむの声優はオーディションで一般人から選ばれた存在だからです。
彼女は自らが声優に選ばれた際にも「自分が選ばれるなんて信じられない」みたいな発言をしていました。
そういう部分を踏まえて考えると、彼女は「まつりと同じ」と言えます。
そんなみゃむの声優さんがみゃむを通してまつりに激励を送るというのは、すなわち「踏み出す前の自分に対してエールを送るのと同じ」です。
そういうメタ的な事をやろうとしてオーディションをしたのか、あるいはオーディションをしたからそういう脚本になったのか。
どちらにせよ、演出としてかなり素敵だと思いました。
オーディションで決まったのは
おめがあうるというキャラクターでした。
よってみゃむとは一切関係ありません。すみません。
露骨なエロスを感じる
これが今回見ていて一番驚いた部分であり、一番書きたかった部分です。
プリマジを見ていて、露骨なエロスを感じました。
例えば、ライブに入る前のメイクアップのシーンとライブ中の太ももが見えるシーンなど。
正直戸惑いました。俺は何を考えているんだと。
何故ここまで驚くかと言いますと、僕はプリティーシリーズは全て網羅していますが(プリチャンのみ2期までしか見てない)、エロいな~と思ったことがなかったからです。
プリリズでもプリパラでもプリチャンでもこのような感情は抱いたことがありませんでしたが、プリマジで初めてそれを感じました。
「いや、今回初めてお前の性癖に刺さっただけだろ」と言われればそうかも知れませんが……
しかし僕が思うにこれは「プリマジで大人を相手に商売する」という意思表示なのではないかと。
前回の記事でも書きましたが、ゲームのクレジット値上げ、アニメにプリキュアの監督を起用と、プリティーシリーズは高い年齢層にアプローチをかけているように見えます。
その一環として、アニメの対象年齢も低年齢をメインターゲットにしながら高年齢層もつかもうとしている……そんな気がします。
僕はもう大人の年齢なので、大人として見て面白い作品になるなら大歓迎です。
しかし、それを子どもが見るとするとどうなるんだろう……という気がしないでもないです。
僕が危惧しているのは、プリマジを見て育った子どもが高坂桐乃化しないか?という一点につきます。
(高坂桐乃はあるラノベアニメキャラですが、一言で説明するのは難しいので俺妹を見てください。すみませんが)
つまり、少女をモノとしてとらえる見方を子どもに植えつける事になってしまうのでは?という危惧です。
「みゃむたんちゅっちゅ」とか「まつりたんのふとももぺろぺろ」みたいな視点を子どもに持たせることにつながるんじゃないかなと。
僕の友人で「小学生の頃に腐向け作品を見てしまった結果、色々とこじらせてしまった」男がいます。
個人のプライバシーなので詳しくは省きますが、彼の例を見るに、小学生の頃に浴びる作品というのは人生に対して大きな影響力を持ちます。(まあサンプル数1で語るのもちゃんちゃらおかしいのではありますが)
おっさん達が「小学生って良いよね……デュフフ……」と言って楽しむ分には害もありません。
が、それを子ども達が浴びてしまった場合に、彼らに少なからぬ影響を与えてしまうのではないかと。
まぁそういう歪みみたいなモノを抱えている方が人間としての心の豊かさは持てる気はします。
しかし、それは歪みたいひとが歪めば良いだけであって、プリマジを見ている全員にインストールするのはやり過ぎなんではないかと感じますが……
う~ん、考えすぎなんですかね?
これ以上行くとジェンダー論の問題に発展しかねないので止めときますが……
とにかく、大人として自分は楽しみます。
ただ、子ども向け番組としては注視していきたいと思います。
と思いましたが、別に僕の周りに子ども居ないので何の問題もない気がしてきました。
(※質問箱への投稿で、「そうでもない」という主旨のご指摘を頂きました。
少し安心しました。
)
新人にそこまで好意的なのか?
かくして初ライブに臨むまつりちゃん。
しかし、新人のライブにここまで人が集まるのはどうもしっくりこないんですよね。
面白いかどうかも分からない新人のライブをみるよりは、自分の好きなアイドルのライブをみたいと思う人は多いはずなのですが……
アレなんですかね?
次のトップアイドルを発掘してやるぞ!みたいな熱心なユーザーが多いということなのでしょうか。
この男が引っ張り上げるディアマイフューチャー的展開ある?
なんかまつりちゃんとくっつきそうな男の子出てきましたね。
たしかソウマとかそんな名前でした。
まつりちゃんとは中々ただならぬ関係のようです。
DMFのショウさんのようなポジションになったりするのでしょうか。
暗黒面に落ちたあいらを助けるみたいな展開が。
いや、多分なりますよね。
そうなるとソウまつとかまつソウみたいなタグでSSが書かれるんでしょうね。
いいですねぇ。楽しみが増えますねぇ。
まぁプリパラ以降のシリーズと地続きと考えると恋愛要素が絡んでくるとは思いがたいですが……
何せ今回は大人向けっぽさを感じますからね。
そういう展開が来てもおかしくない気はします。
コーデをいっぱいにしてね=いっぱい200円使ってね♡
受付の人に「コーデブックをコーデでいっぱいにしてね」と言われるまつりちゃん。
タカラトミーアーツとシンソフィアの本音が透けて見えてニヤッとしました。
それはそれとして、おめがグループの社長(みゃむの父)と魔法学校の先生が悪巧みをしてるっぽいシーンも気になりましたね。
彼らの目的は、おそらく「みゃむがコーデブックを完成させること」だと思われます。
という事は、受付の人が先生と同じ見た目なのは偶然ではなく、みゃむにコーデ集めを促すために配置された人形であるのかも知れません。
目的は何なんですかね?
コーデブックを完成させると願いが叶うとか言われているそうなので、何かかなえたい願いがるのでしょうか。
そういえば、おめが社長と先生が会話していたシーンには、もう1人Ωのマークが入ったマスクをつけたキャラ(おそらく少女?)がいました。
彼女が何か関係あったりするのでしょうか。
例えば、発声障害になってしまったのでそれを治したい、とか……
あるいは「実はマスクつけてる方が本物のみゃむで、今みゃむとされているのは分裂してしまった半身」みたいな感じだったらめちゃくちゃ面白いですね。
自分は本当のみゃむではないことを知り、ショックを受けるみゃむ。
(↑上で書いたとおり、みゃむとおめがあうるはそもそも別人であり、おめが社長自体も「それにしてもこのみゃむというマナマナ……」という物言いだったので面識はないと思われます。よって、この予想はトンチンカンこの上ないアホ解釈でした)
アイデンティティが崩壊の危機を迎え、ぐらついた精神状態に陥る。
優しい声で助言をささやく人が現れるも、実はその人物もおめが社長の息のかかった者で……
みたいな展開だったら僕的には大興奮なんですが、さすがに女児アニメでそれはないな(^◇^;)
バインダーを作中で出したのはうまい
僕も欲しくなっちゃいました。
ついでにカードも欲しくなったし、プリマジやりたくなりました。
販促アニメとしては最高なのではないかと。
最後に
そういうワケでここまで感想を書いていきました。
まだ第1話でストーリーの流れは分かりませんが、かなり期待が持てる気がします。
↑の記事でチラッと触れましたが、見た感じプリマジは大人向けの作品になるような気がします。
もちろんそれは子どもをほったらかしにするという事ではなく、子どもを楽しませた上で大人も楽しませるということです。
色々と文句もつけましたが、全体的に見ていいね♡と感じたので、この調子で頑張って欲しいなと思います。
僕も微力ながら応援したいと思います。
月500円くらいなら出しても良いです。
では。
↑プリマジの情報を知るならぜひ!
僕は予算から足が出るので買いませんが