やる気が出ない時にやる気を出す方法
やる気が出ない時にやる気を出す方法
こんにちは。
今回はなんだかやる気が出ない……という時にも何とかして作業をやりにいく方法を書いていこうと思います。
一応、すべて自分で試してみて、効果を実感したものだけを挙げていきます。
しかし、あくまでも「僕個人の実感」によるモノなので人によってはイマイチかもしれません。
目次
- ①とりあえずやってみる
- ②それ以外できなくする
- ③朝一番最初に目にする場所に置く
- ④寝る前にセッティングしておく
- 「めんどくさい」と思ったら合図
- まとめ
- 最後に
①とりあえずやってみる
「やってみた!」これ大事です。
やらなければならないことがあるなら、もうそれを認識した瞬間にやり始める勢い、これが本当に大切です。
なぜなら、「後回しにしたところでモチベーションは変わらない」から。
具体例
例えば、以下のような場合で全部後回しにすると
- 来週テストにテストをひかえ、「そのうち勉強しなきゃな……」とは思うものの、何もせずテスト当日
- 「プレゼンの資料つくらないと……」と思いながらも、何もせず前日
- 「いつか英語を勉強したい!」と教材を買ったが、数年後にホコリをかぶったままメルカリへ……
こんなことが起きます。
この理由は単純で、
「今めんどくさいと思うこと」を後になって
「めちゃくちゃ楽しい!!」と感じるようになることは、ほぼ無いからです。
残念ですが、今やっても後でやっても同じで「めんどくさいものは、めんどくさい」んです。
なので理想は
- 来週にテストがある→「とりあえず今日は教科書をパラパラ見返すか……」
- 来週プレゼンがある→「配布する資料のイメージだけ考えてみるか……」
- 英語の勉強をしたい→「とりあえず一日一回だけでも英語に触れよう」
など、とにかく小さくでも動くことです。
人間のモチベーションとは不思議なもので、
「やるぞ!」って気持ちになるからやる、のではなく、
やっている最中にだんだんと「やるぞ!」という気持ちになるものです。
これを作業興奮の原理と呼びます。
ちょっとだけでいい
そうはいっても難しいよ……と思われるかもしれません。
しかし、そんなに難しく考える必要はないんです。
ちょっとでもできればそれでOK。
さっきの例に戻すと、
- 1文字だけ書いた!→マルっす
- イメージだけ考えた→いいね♡
- ノート開いただけで終わった→いいぜ!
といった感じ。
「作業進んでねぇじゃん!」
大丈夫です。
取り組もうとして、実際に取り組めたことが重要なので、大きな一歩です。
そう考えると、かなり肩の荷が下りるかと思います。
「それでも、そうは考えられない……」という人は完璧主義に陥っているかもしれません。
完璧主義を持っていても、
「今回はとても上手くいった!何もかもがイメージ通り!自分の望んだ通りにことが運んだ!」
と言える結果は訪れません。
常に完璧を求めてしまうので、例え8割、9割の出来でも
「いや、まだ100%じゃないから……」
と、永遠に満たされない思いを抱え続けることになります。
とりあえず完璧にやろうとするのをやめて、不完全でも終わらせることを目指しましょう。
いきなり100点を出すよりも、60点くらいからスタートして40点を埋めていく方が楽だと思います。
②それ以外できなくする
人間は欲望に弱い生き物です。
例えば、心理学の世界では
ダイエット中の人が、目の前にある食べ物を食べないように我慢できる割合は50%くらいと言われています。
つまり、「人は2回に1回は誘惑に負ける」ようにできているということです。
欲望と闘うのはやめましょう。
ちょっと余談ですが、正宗という刀の話です。
名刀正宗の逸話にこんなものがあります。
あるところに、村正と正宗という二つの刀がありました。
この二つは、どちらもとてつもない切れ味を誇りましたが、人々は
「どちらがより良い切れ味なのだろう?」と気になり始めました。
そこで人々は村正と正宗の二つを競わせることにしました。
木の下で村正を構えていると、落ちてきた木の葉は
「まるで吸い込まれるかのように村正に触れ、真っ二つに切れてきまいました」
。
これは恐ろしい切れ味だ……。
では、正宗はどうだ?
正宗を同じように構えると木の葉は
「まるで正宗を避けるかのように地面に落ちていきました」。
この時人々は知ったのです。
真の名刀とは、
「相手が切られることを恐れ、近寄ることすらない刀なのだ」と。
まぁ、この話には
- 僕の勝手な妄想が少し入っている
- 大げさに書いている
- そもそも村正と正宗は作られた時代が違うのであり得ない
という問題が含まれています。
とはいえ、この「真の強者は闘わずして勝つ」みたいな逸話は色んな国にありますし、教訓として学べることは多いと思います。
この考え方を、誘惑に対して応用します。
具体例
誘惑とは、闘うことをやめましょう。
賢い方法は「誘惑と向き合えない場所に行く」ことです。
僕は大学の資料作成や、レポートの作成を電車の中でしています。
ちなみに、今こうしてあなたが読んでいる文章も電車の中で生まれています。
電車の中にいると狭いし、そもそも持ち物をあまり持ち込めないので、
- 本を読む
- 外を眺める
- ボーッとする(起きたまま休息=ウェイクフルレスト)
- 寝る
- スマホをいじる
くらいしかできることがありません。
なので、スマホの中さえ整理されていれば、
- レポートの作成
- 発表のためのスライド
- 発表のための原稿、台本
- 課題のための調べ物
などの面倒なことが全部、電車の中で終わってしまうワケです。
現に僕はこの習慣のおかげで、家に帰るまでにレポートを書き上げ、
- 家に着いてからはやりたい勉強をしたり
- その日にあった面白いことを日記に書いたり
- 緑茶を飲みながら未来に想いをはせたり
- ブツブツひとりごとを言いながらゲームをしたり……
とにかく時間を有意義に使えるようになりました。
有名な作家さんとかだともっとすごくて、
ハリーポッターの作家さんなんかは、
一つ作品を作るために、飛行機で海外を往復するらしいです。
日本人の作家さんでも、よく旅館に閉じこもって書く、なんて方もいらっしゃるようですし、集中するためには良い方法だなと思います。
ダメな例
とはいえ、もちろんうまくいかないケースもあります。
- カフェで作業するぞ!→食べるのに集中しちゃってダメだったよ……
- 公園で作業しよう!→友達とばったりあって話し込んじゃったよ……
- ファミレスで作業するぞ!→色々持って行ったから関係ないことをしちゃってたよ……
しかしうまくいかなかったら、それがなぜうまくいかなかったのか考えてみましょう。
上の場合だと、こう直せそうですよね。
- カフェで勉強するぞ!→食べ物を買えないくらいギリギリのお金だけ持っていく
- 公園で作業するぞ!→となり町の公園に行く
- ファミレスで作業するぞ!→荷物は財布だけ
失敗したら落ち込むのではなく、次に活かすために改善してみましょう。
上でも書きましたが、最初から100点は難しいです。
まずは、たとえ60点でも、点数が付いていれば上出来です。
ちなみに、「外で作業は恥ずかしいよ……」という場合ですが、オススメなのは
トイレです。
お家によりますが、基本、トイレには便器と紙と掃除用具しかありませんよね。
なので電車の中にいる時とほぼ同等の効果を得られます。
②の本質はあくまでも「自分を誘惑する対象から遠ざかること」なので、それが満たせていればなんでもいいです。
③朝一番最初に目にする場所に置く
朝起きてから10秒以内に目につくところに、道具を置きましょう。
やるべき作業は、なるべく朝やるのがいいです。
理由は2つ。
- 結局のところ、朝が一番集中できる
- 朝に終わらせると精神的に良い
これらを掘り下げましょう。
・朝が一番集中できる
朝は寝て起きてすぐだと思うんですが、
寝ている間に脳の体力が回復するので、朝は脳の体力がまんたんです。
さらに、起きてすぐなら余計なものを見たり、考えたりしていないので、脳が余計なメモリを使っていない状態になります。
だから一番作業効率が良くなるのが朝、というワケです。
・朝にやると精神的に良い
朝は1日の始まりなワケですが、1日が始まってすぐ作業を一個やると、メンタルがいっきに上向きになります。
なぜかと言うと、
「今日はこれができた!」という何かを成し遂げたという実績が、一日の初めに手に入るからです。
こうなると、後の時間をどう過ごそうと
「今日はこれができた!」と胸をはれるので、
「今日は無駄に一日を過ごしてしまった……」なんて悔やむことが大幅に減ります。
その結果、毎日に対する充実感がうまれ、
人生に対する満足度が高まりクオリティーオブライフがカンストします。
具体例
具体的にはどうするればいいのでしょうか。
まぁこれは人によって、というかおうちによって異なるとは思うんですが
- 枕元に置く→起きてすぐに目につきますね
- 袋に入れて、ドアノブにかけておく→寝ていた部屋から出ようとすると目につきます
- リビングの自分の席に置いておく→朝ごはんを食べるご家庭はこれで良いかと(僕は朝ごはん食べない派です)
とかですかね?
僕の場合は自分の部屋に布団を敷いて寝ているので、その側にPCを置いてます。
さらに、起きたらまず水を飲んでトイレに行くので、トイレに座った時にすぐメモが開けるよう、スマホのメモアプリを開いたまま寝ます。
まとめるとこうですね
- 近くにPCを置いて寝る
- スマホのメモアプリを開いて寝る
さらに、②でも書いた通り、トイレはなかなか集中できます。
朝のトイレタイムでとりあえず「手をつけておく」を実践すると、一日が快調にスタートできますね。
④寝る前にセッティングしておく
人間の行動にはいくつかの法則性がありますが、そのうちの一つがショーン・エイカーさんが提唱した「20秒ルール」と言われるものです。
20秒ルールを簡単に説明すると
- 習慣にしたいなら、20秒の手間を減らす
- 習慣をやめたいなら20秒の手間を増やす
といった感じです。
具体例
例えば、運動を習慣にしたいなら
- トレーニングウェアを着たまま寝る→起きたらすぐにウォーキングできる
- シューズやシャツをまとめて枕元に置いておく→朝起きたらすぐにジムへ
- テレビの前にステッパーを置いておく→テレビを見るときはステッパー踏む
など、とにかく手間を減らしましょう。
準備している間に「めんどくさい」という気持ちは膨らむので、準備の時間を減らしましょう。
逆に、何か習慣をやめたい場合ですが、
例えば間食をやめたいのなら
- お菓子をビンの中に入れて、それを箱の中に入れて、さらに鍵をかける→食べるには鍵をあけて箱をあけてビンをあけなきゃいけない
- お菓子を買うのをやめる、お菓子を全部捨てる→食べたければ買いに行かなきゃいけない
など、他にも方法はありますね。
とにかく手間を少しずつ増やしていって、最終的にやらなくなればOK。
2週間くらいかけてゆっくりと手間を増やしていきましょう。
僕の場合は、「寝ながらスマホを見てしまう」というのが悩みだったので、寝る時は部屋にスマホを持ち込まないことにしました。
おかげで寝つきと睡眠の質は高まったと思います。
「めんどくさい」と思ったら合図
一番最初でも書きましたが、基本的に
「今めんどくさいと思うことは、後になってもめんどくさい」ものです。
時間をおいてもどうせ変わらないなら、早いうちに片付けるのが吉。
- めんどくさい
- やりたくない
- 明日でいいや
なんてことを思ったら、もう思った瞬間にやるくらいの気持ちでいましょう。
「めんどくさい……よしやろう!」
実際めちゃくちゃめんどくさいとは思いますが、何度も言っているように
「一回で完璧にやる必要はない」です。
本当にちょっと手をつけてみただけって感じで十分いいんですから。
まとめ
ここまで上げたものをまとめてみます。
以下の通り。
- とりあえずやってみる→1文字書く、ノートを開く、机に座るとかそんなレベルのことでOK
- それ以外できなくする→選択肢を減らして強制的に集中
- 朝一番最初に目にする場所に置く→やるべきことは朝のうちに手をつける
- 寝る前にセッティングしておく→手間を極限まで減らす
- 「めんどくさい」と思ったら合図→今やっても後でやってもめんどくさい
という感じです。
すでにできているという方は最高です。超いいね☆
これからやるよ、という方は
いきなり全部やろうとすると難しいかもしれないので、とりあえず一つずつやっていきましょう。
何度も繰り返しますが、
「完璧にはできなくともやってみる」ことが大事です。
小さくコツコツいきましょう。
最後に
ここで上げた以外にもやる気を出す方法は無限にあります。
人の数だけあるわけですからね。
とはいえ、今のところ僕に合うのはこの方法です。
僕には効いたけど、他の人にはあまり効果がなかった、なんてことがあるかもしれません。
そういう時は申し訳ないですが、自分の手で自分が集中できる方法を見つけ出して欲しいなと思います。
大事なのはまず試すことです。
自分に合えば続ければいいし、合わなければどこかを少し変えてみるか、それが一気に変えちゃうか選べますね。
僕自身もまだまだ集中するための方法を集めていきたいので、これからも自分で試して、いいと思ったものを積み上げていきます。
そしていつかその積み重ねによって
なりたい自分に
プリズムジャンプ☆