僕が初めて買ったCDと気付かされたこと
僕が初めて買ったCDと気付かされたこと
こんにちは。
今回は僕が初めて買ったCDについてお話ししていこうかと思います。
かなり個人的な話になってしまうので、割とどうでもいい内容かもしれません。
かもしれませんというかそうです。
目次
- 当然プリパラのCD
- 蒼き雷霆(アームドブルー)ガンヴォルトとは
- モルフォとロロ
- 僕が歌に求めるもの
- プリパラは特異
- 表面ではなくコンテクスト
- 最後に
当然プリパラのCD
僕は普段音楽は決まったアーティストのものしか聴かないですし、CD等にお金を使おうとすることもあまりなかったので、CDにガバガバお金を使おうと思い始めたのはプリリズ、プリパラと出会ってからです。
なので当然、初めてのCD購入はプリパラかプリリズです。
と思ってたら全然違いました。
すっかり忘れていましたが、僕はガンヴォルトのCDを購入していたのでした。
蒼き雷霆(アームドブルー)ガンヴォルトとは
ガンヴォルトとは蒼き雷霆(アームドブルー)ガンヴォルトのことです。
超能力者と超能力者のバトルが主体となってストーリーが展開されていくので、エフェクトが派手でなかなか刺激の強いゲームです。
ジャンルは横スクロールアクションです。
ちなみに、このガンヴォルトの制作会社はインティクリエイツさんです。
インティクリエイツという単語でピンと来る方もいらっしゃるかと思いますが、この会社は「ロックマンゼロ」や「ロックマンゼクス」などとても質の高い横スクロールアクションを提供している会社です。
なのでゲーム内容についてはおそらく満足できるものだと思います。
なぜ満足できると言い切らないのかと言いますと、そもそも僕は横スクロールアクションがそんなに得意ではないからです。
正直な話、ロックマンシリーズはそんなに好きではないです。
ただ、ロックマンゼロやゼクスはストーリー色がとても強く、ガンヴォルトも同様にストーリー色が強かったため、購入しました。
モルフォとロロ
そのガンヴォルトに登場する主人公のパートナーキャラでモルフォというキャラクターがいます。
このキャラはすごくて、「主人公が戦闘している間ほぼずっと歌ってます」。
これは彼女の歌が主人公に力を与えるみたいな設定があるからで、ゲーム中のBGMは大体モルフォの歌が入ります。
この歌がとても素晴らしいもので、僕はゲームそっちのけで曲の方に夢中になってしまいました。
例えばこれとかですね
藍の運命
そして、ガンヴォルトにはもう一人の主人公がいまして、そのキャラのパートナーがロロと言います。
彼女も同じ歌を歌いますが、かなり電子音系の加工がされていてモルフォとはまた違った味を出しています。
ロロ版 藍の運命
僕が歌に求めるもの
僕はこういうゲーム系の音楽以外にはUVERworldさんの曲をよく聴きます。
なぜなら、UVERworldの曲は全てメンバーが自分たちで作っている音楽だからです。
「つまり、作詞作曲は〜?」ということです。
なぜ自分たちで作った曲というものにこだわるのかというと、自分で作った曲じゃないと、自分の気持ちがこもらないのではないかなと思うからです。
もちろん、「自分のことは自分でやれ!作詞作曲歌演奏、全部自分でやれ!」なんて的外れなことを言う気はありません。
過去記事で触れたように、自分が他人にしてあげられる得意なことはしてあげて、逆に苦手なことはそれが得意な人にしてもらうフリーランス的な生き方の方が成果をあげられることを理解しているからです。
なので、作詞作曲は歌う本人じゃなくても構いません。
ただ、僕が歌に重視しているのは歌詞にはしっかりとした意味がこもっているかです。
恋愛系の歌の「胸が苦しい」とか「張り裂けそう」とか聞くと正直どうでもいいなと感じてしまうタイプの人間なので、いちばんアイドル系の歌とは縁遠い人間だったなとつくづく思います。
プリパラは特異
そういう意味で、僕がプリパラの曲にハマり込んだのは予想外でした。
今までの自分の考え方からすればハマるはずがないと思っていたのですが……不思議なものです。
曲自体に意味がこもっているから、というのももちろん理由としては含まれます。
例えば「君100%人生」とかですね。
君100%人生
この曲はヘコんでいるときに聴くと励まされます。プリパラの事前知識がなくても理解できる素敵な曲です。
しかし、プリパラの曲って大部分はそうじゃないですよね。
例えば「Girl’s fantasy」は第三期のラストの、離れ離れになるらぁらとジュリィのシーンを思い出し、同時にじゅるるとしてらぁらと過ごしていたシーンを思い出すからこそ泣いてしまうワケですし、
「Believe My DREAM!」は夢が奪われていったパパラ宿で、マイドリームの3人が夢を諦めなかったこと、そしてあまりにも頼りなく不揃いだった3人が揃ったことに涙を流すワケですし、
「Get Over Dress-code」はドレッシングパフェが歩んできた道を、それまでの歌詞とメイキングドラマで振り返っていき、最後に向かうべき道を定めるライブシーンでの演出を思い出して涙するワケです。
つまるところ、曲自体ではなく、その曲に関連する記憶を思い出して泣いてしまうんですね。
表面ではなくコンテクスト
僕は今まで「歌詞にわかりやすいメッセージがなければダメだ」と考えていました。
歌とは情報の伝達手段の一つであって、必ず何かしら教訓なり、叱咤激励なり、「なんらかの言葉」でなければならないのだと思っていました。
でも、プリパラの曲を聴いてからはそうじゃないんじゃないのかな、と考えるようになりました。
パブロフの犬というかオペラント条件づけというか、僕はプリパラのいくつかの曲を聴くと涙が滲んできます。
しかしそのどれもが、歌詞だけを見るとよくわからない歌です。
しかしその歌をしっかり音として聴き、ライブとして見たうえで、その歌が登場するまでにどんなやり取りがあったのかを知ったとき、初めて感動が湧き上がってくるのです。
僕は今まで、その歌の一番よく見える表面、つまり歌詞やメロディーだけを見ていました。
だけど、本当はそれだけじゃダメだったんです。
人は歌の表面だけをなぞっても感動しない。
人はその歌がどういう過程を踏んで、
どういう人たちの元で、
どういう考えのもとで作られ、
どういう人がどんな気持ちで歌うのか、というその曲が登場するまでの文脈(コンテクスト)に触れることで初めて心が揺さぶられるのだな、と気づきました。
最後に
「大事なのは結果ではなく、その過程だ」という概念があることは、マインドセットの勉強をしてなんとなく感じてはいました。
しかし、こんな風に真剣に考えて見るきっかけがなければ、今ほど納得して大事なのは文脈(コンテクスト)だ、なんて考えなかったと思います。
そういう意味で、プリパラにも、プリパラを紹介してくれた友人にも、プリパラのセレクション放送をしてくれたドワンゴにも、そして初めて買ったCDは?と聞いてくれた名も知らぬ誰かにも、心から感謝を捧げたい気分です。
ありがとうございます。
あと、いちばん感謝しなければならない人に感謝を示して終わりにしたいと思います。
ここまで読んでくださったあなたに、ありがとうございました。