自分の殻を破るには
自分の殻を破るには
こんにちは。@kanamenamenameです。
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質問箱(質問以外にもご意見ご要望何でも待ってます)
今回は質問箱でいただいた質問に対する返答を記事にしたいと思います。
内容は「自分の殻を破るにはどうすればいいか?」です。
周囲の目や、常識にとらわれて行動を起こせない……という方に向けて書きます。
目次
- 現在の僕の行動
- 自分の殻とは【3つ】
- 殻を破るには
現在の僕の行動
本編に入る前に、僕の自己紹介をしておきます。
僕は現在大学三年生ですが、
就活という文字がつくイベントに参加したことがありません。
そして、これからも参加する予定がありません。
つまり、就職するつもりがないんですね。
社会に出ている大人からすれば、
「何考えてんだお前」
みたいに思われるかもしれません。
もちろん親にも激しく非難されました。
しかし、僕は自分で本を読み、論文を読み、ネットで情報を集めました。
できる限りのことを知り、それをまとめて説明したところ、親も納得してくれました。
僕にはお金を稼げるようなスキルが現在ありません。
それなのに、就職はしない決意をしました。
側から見ればクレイジーかもしれないし、
常識外れかもしれません。
しかし僕は、そこで周りの意見に合わせて自分を捻じ曲げることなく、自分の意見を言えました。
これが僕の“自分の殻を破った”という最大の体験です。
自分の殻とは【3つ】
自分の殻という言葉はよく聞きますが、自分の殻って何なのでしょうか?
人間の体を覆っているのは皮膚ですから、当然殻なんてないですし、
生まれる時だって赤ん坊として生まれます。
卵としては生まれません。
自分の殻というのは、自分の壁、限界に近いニュアンスで使われています。
僕が思う自分の殻には以下の3つの要素があると考えています。
- 常識
- 周囲の目
- 限界
一つずつ掘り下げていきましょう。
常識
「お前、常識ないのか!?」
スーパーでレジ打ちのバイトをしていた頃、客にそんなことを言われました。
何があったかというと、まぁ大したことではありません。
買い物をした後に「領収書が欲しい」と言われたので、僕は領収書を渡しました。
……店のハンコを押さずに。
そうしたら冒頭のような罵声をかけられた、というワケです。
もちろんこれは、完全に僕の落ち度ではありますが、
そもそも僕は領収書にハンコが必要だということを誰にも教えてもらいませんでした。
「常識、常識とは言うけれど……そんなこと誰も教えてくれないじゃないか……」
教えてくれないんだから知りようがないだろ、と憤っていたのを今でも覚えています。
常識って何なのでしょうか。
結論は
みんながしている思い込みです。
僕の例からも分かる通り、
客の人にとって常識のつもりでも、僕からしたら全然知らないことになります。
常識≠普遍的なモノ
ということですね。
よく、常識のことをルールか何かと思っている方がいますが、
常識がルールなら、なぜ普遍的なルールブックがないのでしょうか?
国には法律があります。仕事にはマニュアルがありますし、ゲームにはルールがあります。
守られるべきルールは、全て明文化されていなければおかしいのです。
だって、誰もが理解していなければならないものだから。
でも、日本を見てみてください。
法律が書かれた六法全書はありますが、
常識が書かれた常識全書なんてモノが国から出ていますか?
常識はルールではありません。法律でもないです。
ただ実体のない思い込みに過ぎないということですね。
この常識について、アインシュタインが遺した言葉にこんなものがあります。
常識とは18歳までに集めた偏見のコレクションのことをいう。
アインシュタイン
周囲の目
「なんなんだコイツ……さっきからジロジロ見やがって……」
こんなことを電車の中で思ったことが何度かありました。
しかし、実際は
僕がいた方向に、次につく駅のアカウンスが流れるパネルがあったから
僕の方をジロジロしていただけでした。
この時に感じたのが、
人って自分で思ってる以上に自意識過剰なんだな
ということです。
(これこそ“僕にとっての常識”ですね。決めつけは良くないですがこういう人は多そう)
これについて、堀江貴文さんの多動力でこう語られています。
マンガで身につく多動力 137ページ
人間は自分だけが唯一の存在だから、すべての人が自分に注目し、一挙手一投足を目を皿のようにして見つめていると勘違いする。そう考えた方が全く無視されるよりよっぽど気持ちがいいからだ。しかし、実際はどうか。あなたは誰か、例えば1人の上司について1日にどれくらい考えるだろう。考えたとしてもせいぜい数分ではないだろうか。それと同様、他人もあなたのことを考えたとしても数分なのだ。
まとめると、
- 自分のことが気になるのは自分だけ
- 誰か1人のことを考えても数分だけ
ということになります。
僕はこれを読んだ時、ハッとしました。
自分はみんなから監視されている、誰もが自分を注目している、と無意識に思い込んでしまっていたのです。
エレベーター内に鏡があるのと無いのとでは、乗っている人の行動にも差が出てきます。
これは鏡によって
誰かに見られているという感覚が芽生えるため、人の行動も制限されるからです。
みんなに監視されている(正確には思い込みだが)状態じゃ、下手に自分の殻を破ろうなんて思えないですよね。
限界
「どうせムリだ……やっても無駄だ……」
これが中学生くらいの僕の口癖でした。
しかし、ある時、ヤケクソでやってみたらなんとなくうまくいってしまった経験をしました。
高校受験のシーズンに、僕は成績が振るわず、「志望校を変えた方がいい」というアドバイスを何人もの先生からいただきました。
しかし僕は、ヤケになって志望校を変えずに受けました。
そして、なぜかその高校に受かり、入学することになりました。
周りから「ムリだ」と言われ、
何より自分自身でも「ムリだ」と思っていたので心底びっくりしました。
ただこの時にも大事なことを学びまして、それが
限界というのは思い込みであることが多い
ということです。
もちろん、
80歳のおじいさんがオリンピックを目指すみたいな肉体的な限界というのは避けられません。
しかし、そういう生物学的な限界とかじゃなくて、単に精神的なものならいくらでも変えようがあるんじゃないのか?
と思ったのです。
「そうは思えない……」という方はネガティビティバイアス(ネガティブに考えちゃう思い込み)に支配されている可能性があります。
バイアスから抜け出せない場合は、メンタリストDaiGoさんのこの本がオススメです。
バイアスの種類と、それぞれの特徴、突破の仕方。
さらに、バイアスを回避するためのワークも付いていて充実しています。
殻を破るには
自分の殻を構成している要素は
- 常識
- 周囲の目
- 限界
の3つだというお話をしてきました。
これらを破ることができれば、自分の殻も破れます。
ではそのためにどうするかと言いますと、その第一歩は
疑いを持つことだ
と僕は考えます。
常識を破る→本当に常識か?
周囲の目→本当に敵か?
限界→本当に限界か?
今、目に見えているものは本当に正解なのか?
別の答えはないか?
もっといい答えはないか?
常に現状を疑い、抜け道を探しながら歩けば、自分なりの正解はやがて見つかります。
たとえ答えが見つからないとしても、そういう疑いを持って考えるというスキルの経験値が積み上がっていくでしょう。
疑いを持つことで、頭を使う機会はぐんと増えます。
- この人の言ってることは本当か?
- ここで書かれていることは本当か?
- そもそもこの記事で書かれていることは本当か?
疑いを持てたのなら、あとは調べるだけです。
調べて、情報を集めて、自分なりの答えを見つけてください。
僕の場合、
疑いは「就職した方がいい」は本当か?でした。
集めた情報は「数十年間、就職について考え続けた研究者たちの論文や本」、著名人の言葉でした。
さらにそれだけでは足りないと思ったので、
実際にランサーズというサイトで仕事を受注して、やり遂げるという体験もしました。
どれもこれも、
「どうせ……」が口癖だった僕にはあり得ないようなことです。
僕は自分の殻を破れました。
そして、これからも破り続けます。
今度はあなたが、殻を破れることを祈っています。
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