ハウツーより実践
ハウツーより実践
こんにちは。@kanamenamenameです。
質問箱
今回は
ハウツー(やり方、コツ)を勉強するよりも実践してみたほうが良い
という内容でお送りします。
そういうハウツーとかノウハウばかりを集める人を
ノウハウコレクターと言いますが、過去の僕は完全にノウハウコレクターでした。
当時はそれが良いと思っていたのですが、今ではノウハウコレクターを良くないなと思っています。
僕の実体験を元に、ノウハウコレクターの何が良くないのか、そしてどうすれば脱却できるのかを記していきます。
目次
- 実体験1 : 勉強法を勉強しても数学はできるようにならない
- 実体験2 : Wiiスポーツでベースボールをやっても体育の授業でホームランは打てない
- 実体験3 : 考えているだけじゃ現実は1ミリも動かない
- 注意⚠︎学ばなくて良いということではない
- 最後に
実体験1 : 勉強法を勉強しても数学はできるようにならない
僕は中学3年の頃、国語が得意でしたが数学が苦手でした。
計算問題自体は得意だったのですが、図形問題など、
法則を知っていないとどうしようもない問題がまるっきり解けませんでした。
僕は昔から、どうも興味のないことがまったく覚えられないのです。
Vジャンプについていた遊戯王の応募者全員サービスに応募する時になって初めて、自分の家の住所と電話番号を覚えたくらいです(中1)。
そんな僕なので、まずは勉強の仕方を覚えよう!と考えて、勉強法の勉強を始めました。
勉強の仕方をネットで検索したり
(当時はスマホを持っていなかったので、3DSのブラウザで検索してました。ゲーム機で勉強法を調べるというのは、後にも先にも初めてです)
、先生に聞いてみたり、本で調べたり、色々としました。
そうして得たのは
- 何となく賢くなったような実感
- たくさん調べたという経験
- 多彩な勉強法
しかし、そうやって調べている間に受験の日が来ました。
その時に初めて、
自分は勉強法の知識ばかりで、肝心の数学の知識は全く増えていないことに気づきました。
幸い、その年は理科社会の平均点が低く、それほど差が広がらなかったため、ことなきを得ましたが……普通に危なかったです。
こんなことなら、勉強法の勉強なんてせずに、数学の勉強してた方がマシだったかもしれません。
なぜなら、僕より点数の高い人たちは、勉強法の勉強なんてしなかったのですから。
実体験2 : Wiiスポーツでベースボールをやっても体育の授業でホームランは打てない
授業でソフトボールをやる機会がありました。
しかし僕は、運動が苦手なので、ホームランどころか、バットがボールをかすめることすらありません。
塁に出るときは決まってバントでした。
パワプロクンポケットならプロアクションリプレイを使っていたので
LボタンとRボタンを長押ししていればバントでもホームラン
でしたが、現実ではそうもいきません。
練習しなければならない。野球の練習を。
とはいえ、いきなりやるのはハートなので、とりあえずWiiスポーツのベースボールで肩慣らしをして、それから練習しようと考えました。
そして、
ソフトボールの授業は終了しました。僕は終始、みんなの笑い者のままでした。
Wiiスポーツばかりやっていても、改善したのはリモコンを地面に叩きつけるスピードだけ。
そんなスキル、リアルの野球だったら、三振して去り際にバット地面に叩きつける場面でしか役に立ちません。
実体験3 : 考えているだけじゃ現実は1ミリも動かない
残念なことですが、
考えているだけでは現実は1ミリも動きません。
母に「宿題やりなさい!!!!!!!!」
と言われたとき、誰もが
「今やろうと思ってたんだよ!!!!」
と答えたことがあると思います。
その経験を思い出していただければ確実にわかるように、
思ってるだけじゃ何も起きないんですよね。
ジュースになれ!!!と念じたところで、りんごはいつまでたってもりんごです。
ジュースにしたいならスローミキサーに入れなければなりません。
(スローミキサーじゃなくてもOKですが、成分や食物繊維を破壊しないためにはスローミキサーで優しく混ぜるのがベストらしいです)
現実を変えるのは行動だけ。現実は厳しい。
注意⚠︎学ばなくて良いということではない
ノウハウコレクターとなって、勉強法ばかり収集するのは得策ではありません。
しかし、だからといって学ぶ姿勢をとらなくて良いというわけでもありません。
難しいところですね。
今のやり方は正しいのか?という疑問を持つことが悪いことであるハズありません。
現状を変えようとして、それでそのための方法を集めるのも悪いことではないです。
しかし、そうやって方法論を集め始めると、だんだんそれが楽しくなってきてしまって、他のことができなくなってしまうんですよね……。
かといって、情報収集を全くしなくなると、今度はアイデアを出せなくなって全てが滞ります。
過去記事
何事もバランスが大事、ということでしょうね。
最後に
行動しなければ、現状は何も変わらない。
そうはわかっていてもなかなか動き出せない時があります。
そんな時は
- めんどくさくてもやる
- それより重要な課題を作る
の二つのアプローチで解決することができます。
めんどくさくてもやる、というのは過去記事でも語ったように
習慣にしてしまうことで、感情が絡む要素を減らしていくこと。
そしてもう一つのそれより重要な課題を作るというのは若干裏ワザというか、正攻法ではないのですが……一応紹介しておきます。
やり方は簡単です。
もしあなたが、部屋の掃除をしなければならないなら、
部屋の掃除よりもめんどくさい課題を自分に課してください。
そうすると、
アレやるよりは掃除やったほうがマシだ……と感じて、素直に掃除できます。
精神がすり減るやり方なのでオススメはしませんが、効果はあります。