紫藤めるから学ぶ強みと弱み【プリチャン】
目次
- 63話でのお話
- 紫藤めるは天才
- 努力家と天才の対比
- 人はみんな違う【アクセプト】
- 弱みは強み【表裏一体】
- 嫌味にならない無邪気さ
- まとめ
63話でのお話
久しぶりにプリチャンを観ました。
今回観たのは第63話。
いい加減現行の放送に間に合わせたいと思いますので、来週の日曜日までに10話くらい観ます。
今回はそんな中で観た63話にて感じたことです。
紫藤めるは天才
紫藤めるちゃんは天才です。
これは一期からずっとそうでしたが、今回のエピソードではそれを強く感じました。
努力家と天才の対比
プリチャン2ndシーズンには、めるちゃんとはライバルに当たるディアクラウンチームのすずちゃんがいます。
すずちゃんは天才とは逆で、ひたすら努力を積み重ねる努力家タイプです。
(前作プリチャンでも天才と努力家の確執みたいなモノを描いていましたね。
ただ、天才の紫京院ひびきさんと努力家の南みれぃさんほどいがみ合うことがなく終わりました。)
すずちゃんは天才であるめるちゃんに対して
- 羨ましい
- 妬ましい
- 憎らしい
- 純粋にすごい
様々な感情を抱いたと思います。
その中のひとつに、ダンスが上手いという自己イメージが崩れることで
自分の存在が否定されてしまうのではないかという恐れもあったはず。
しかし、この回ではそのような問題に行き着きませんでした。
その要因は紫藤めるちゃんの性格にあるのではないかと思います。
人はみんな違う【アクセプト】
すずちゃんの
「(める)先輩には私の気持ちなんてわからないでしょ」
みたいなセリフに対して、
めるちゃんは
「わからないよ。だって、めるめる(自分)はスージー(すず)じゃないから」
と返します。
ここにめるちゃんの思考の真髄があると個人的に考えています。
それは、あるがままを受け入れること。
めるちゃんはそこにあるモノをそのまま受け取る能力を持っています。
めるちゃんは自身のできないことを尋ねられた際、
じっとしていることができない
と語っていました。
いわゆるADHD(注意欠陥・多動性障害)というヤツですね。
(※完全に余談ですが、堀江貴文さんやイーロン・マスク氏など世の中で成功している人はADHDの性質を持っていることが多いです)
ADHDには、一点に注意を向けることができないという欠点があります。
- すごく簡単にいってしまうと、
- 極端に飽きやすいのです。
じっとしていると刺激がないので、すぐに飽きてしまいます。
なのでめるちゃんはそれが苦手と口にしたのでしょう。
しかし、彼女がすごいのは、
それを克服しようなどとしていないことです。
自分は飽きやすい
↓
もっと粘り強くならなければダメだ……
という思考に陥るのが普通ですが、彼女の場合は逆で
自分は飽きやすい
↓
飽きないでできるものを探そう
という思考をしています。
そうやって夢中になれるものをハシゴしていった結果、海外の大学に飛び級で入学してしまう天才ぶりを発揮したのです。
もしめるちゃんが
「自分は集中力がないダメな子なんだ……」と思ってしまっていたら、ここまでの成果は上げられなかったと思います。
彼女が天才として、天才の力を最大限発揮できたのは、
「自分は集中力がないけれど、それを治す気はないよ」
という姿勢を貫いたからこそです。
こういうのを英語でアクセプト(accept)と言います。
心理テクニックによってネガティブな感情を抑えるときにも、このアクセプトは有効な手段となっています。
ダイエットしよう!と決意するのは
「自分は太っている」ということを認めて受け入れた人だけですよね。
つまりそういうことです。
弱みは強み【表裏一体】
上の項目でもお話ししましたが、弱みと思われることは強みであるケースがままあります。
めるちゃんの場合なら
- 集中力がない
- 飽きやすい
しかし、それは裏返せば
- 集中できればとことん夢中になれる
- 本当に楽しいことがわかる
と言えます。
このあたりは完全に捉えようでネガティブな要素をいかにポジティブに捉えるかが大事になってきます。
例えば僕の場合ですが、
人付き合いがめちゃくちゃ苦手です。
しかしそれも、裏を返せば
親しくなる人を慎重に選び取れると言い換えることもできます。
人間の性格に対して
どういう友人と付き合うか?は大きなウェイトを占めるので、それを選べるのは強みと言えます。
あとは刃物なんかもそうです。
毎日、世界のどこかしらではナイフで人が殺されています。
刃物の弱みは、尖っていて危ないことです。
うっかり触ってしまうとケガをしてしまいます。
しかし、そうやって尖っているからこそ、モノを切れます。
りんごを切ったり、皮を剥いたりもできますし、皮膚を切り裂いて手術をすることだってできます。
つまり、弱みというのは強みとイコールなのです。
良いも悪いもなく、どう使うかという問いがあるだけ。
嫌味にならない無邪気さ
本題に戻しますが、めるちゃんの魅力の一つとしてあげられるのが
嫌味のなさだと思います。
「めるちゃんすごいです!」みたいに褒められた時に、下手に謙遜するでもなく、鼻にかけるでもなく、ただ笑顔で「ありがとう!」と無邪気な子どものような反応をしています。
この無邪気さ、素直さが、彼女の能力の高さに対する反感を持たせない理由なのかなと思います。
人は自分よりも劣っているように見える相手に対しては心を許しやすくなります。
めるちゃんの能力はほとんどの人に対して勝るモノですが、その精神には幼さが残ります。
なので、その子どもっぽい部分が愛嬌となり、相手からの反発を弱める効果があるのかもしれません。
まとめ
というわけで、めるちゃんの言動から大事なことを学べました。
それにしてもめるちゃんホントに良い子ですね……感動のあまり、今回のエピソードで紫藤めるちゃんのファンになってしまいました。
ファンになりすぎてスマホケースも青葉りんかちゃんにしました。(?)
僕は天才ではありませんが、めるちゃんのように自分の弱みを活かして利用したいと思います。
あなたも弱みがあるなら、それを利用できる形はないか考えてみるのも面白いかもしれません。
弱みを活かして
なりたい自分に
プリズムジャンプ☆
【参考文献】
ストレスを操る
マンガで身につく多動力
夢を叶えるゾウ