進撃の巨人が完結した(というか最終巻を読んだ)ので感想【ネタバレなし】
目次
進撃の巨人がついに……
感想は「感無量」「叫びたくなる」
進撃が描いてきたテーマ
ゼロ年代、10年代の総決算
進撃の巨人の思い出
1つの時代が終わった
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進撃の巨人がついに……
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進撃の巨人がついに完結しました。
正確には数ヶ月前の別冊マガジン本誌で完結ですが……。
その号に最終回が掲載され、Twitterでもトレンドになってましたね。
(ちなみにその日、マヂカルラブリーのオールナイトニッポンで野田クリスタルさんが「今でもQBハウスで髪切ってもらってる」と言う話題をだして、トレンドが1,進撃の巨人最終回 2,アルミン 3,リヴァイ 4,QBハウスというカオスな状態になったそうです。それをマヂラブの2人もネタにして、「最終回でリヴァイとアルミンがQBハウス行ったのかな」「リヴァイ、切った髪とか自分で掃除しそう」「おい、前のヤツ長くないか? アルミン……」とか言ってましたね)
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感想は「感無量」「叫びたくなる」
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感想はもう色々あります。
色々ありすぎて何を言ったら良いのか分からないというのが正直なところですが……。
大体言うべきことはTwitterでつぶやきましたが……
とにかく、まず感無量ですね。
いつかは終わるというのは分かっていましたが、ついに終わる日が来たんだなって……。
そしてその終わり方も良かったと思います。
安易な終わり方にせず、リアリティーラインを保ちながらも、たどり着ける限り最善の最後だったと感じました。
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進撃が描いてきたテーマ
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進撃の巨人は様々な事を描いてきました。
特別なのかを得るモノは、代償として何を払うのか?
特別にならなくてはいけないのか?
今でも十分幸せなのに、これ以上何を望むのか?
度肝を抜かれました。
これをホントに1人の作者が(編集さんやご友人の力を借りているにしろ)考えて作っているというのが末恐ろしいです。
しかも、それらのテーマに対して、キャラクターがそれぞれの答えを持っています。
この人、いくつインナーパーソナリティがあるんだよ……?
諫山さん結構精神構造複雑だけど、なにかペルソナ使いでもやったの?
「特には。やってないですけど」
面白いなぁ……。
どういう生き方をしたらそうなれるんだろう。
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ゼロ年代、10年代の総決算
これについて言及すると、ネタバレに踏み込む可能性が高いので何も言いません。
ただ、あえて言うなれば、「今までのアニメ・マンガ」の集合知を上手く生かしているなと感じます。
オリジナリティはありつつ、読者の想像のつく範囲からはギリギリ出ないという感じなので、物語に振り落とされることなく読めます。
もうこの辺は語れなくてもどかしいので、読んでないなら、最終刊(34巻)まで可及的速やかにお読みいただきたいです。
僕もネタバレ前回の記事書いて待ってますから。
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進撃の巨人の思い出
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進撃の巨人にはアニメから入りました。
ちょうど僕が中2の頃にアニメが始まり、OPのかっこよさと、話のシリアスさが話題になりました。
友人「やべえよ進撃の巨人とか言うアニメ! お母さんが食われちゃって足しか残らないんだぜ!?」
僕「?」
初っぱなからネタバレをかましてくる友人(^◇^;)
そういう僕はと言うと、テレビは滅多に観ないので再放送で観てました。(たぶん。記憶があやふやです……)
ただ、OPの「紅蓮の弓矢」だけは「うごくメモ帳」のOP録音しただけのメモで聞きました。
あれからもう十年とか……考えたくないですね……。
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1つの時代が終わった
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進撃の巨人は、間違いなく革新的なマンガだったと思います。
あのマンガの登場によって、僕は単純な「友情! 努力! 勝利!」みたいなマンガが信じられなくなったのです。
ちょうど、エヴァを観ると「どうせこれも人が描いた絵に人が声を吹き込んでるだけなんだよな……」という目でアニメを見るようになってしまうのと同じく。
僕の世代だと、そういう人は多かったんじゃないかなと思います。
進撃の巨人で示された思想性は、今のところ、受け止めることができるモノです。
しかし、時が経てば、いつか進撃の巨人で語られている内容が「古くせ~。いかにも“平成の発想”だよな」とかいわれるようになるんだと思います。
作品が終われば、それはすなわち、アップデートもそこで終わると言うことなので、進撃の巨人が作った時代も、いつか誰かの何かによって突破されるのだろうなと感じると、どこかさみしくもあります。
自分でも何言ってるのかよくわからなくなって来ましたが、とにかく、1つの時代に区切りがついたという事はなんとなく感じます。
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最後に
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言いたいことの半分も言えてないので、この続きは別記事にて書こうと思います。
その時にはネタバレ配慮なしのないようになるかと。
まだ最終巻まで読んでないならぜひ読んでいただいて、ついでに僕の記事も読んでいただきたい所存です。
では、失礼します。
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↑ 34巻通常版の他に、1話・2話のネーム(下書き)付きのBeginning、ラスト2話のネームがついたEndingの三種展開です。
僕は3つとも買いました(血涙)