アイドルランドプリパラのOP映像についてと「続編の難しさ」について
結論「続編作るのは難しい」
目次
アイドルランドプリパラ、OPの感想
続編を作ることの難しさについて
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アイドルランドプリパラ、OPの感想
アイドルランドプリパラのOPが公開されました。
今回はこれについての感想を書いていこうと思います。
まず率直な一言を。
いや、すごいですね。
まさか「らぁみれ派」だけでなく「らぁゆい派」まで敗北者になるとは。
アイドルタイムがスタートし、らぁゆいが定着してからというもの、「公式に捨てられたらぁみれ(らぁなおも?)は敗北者」というネットミームが世を席巻していました。
それがこのような結末を迎えるとは……盛者必衰というヤツでしょうか。
今後もプリパラの続編が出るたびに、らぁらの隣に立つ存在がとっかえひっかえ交換されるのでしょうか。
相棒シリーズみたいに。
まあそれはそれとして、この映像の注目したポイントをあげて語っていきたいと思います。
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ポイント1,あまりました?
第一話のサブタイトルが「アイドルあまりました」とのこと。
あまるって何? って感じなんですが……映像を見ている限りだと、
- アイドルになる権利が余った
- アイドルになるはずの人がなれずに余った
など、いくつかの想像ができます。
いずれかがあっているのか、間違っているのか。
それは分かりません。
ただ、その正否はあまり重要ではないと考えています。
この映像内で真に重要なのは以下の点です。
- 映像の中で主人公と思わしき人物は複数のプリパラキャラとプロミスっぽい事をしている。
- 映像の中には夢川ゆいが見当たらない。
- 主人公っぽい人物の髪型はロールがかったそれであり、夢川ゆいに近しい印象を受ける。
以上の点から、夢川ゆいという存在がなかったことにされた世界観であるのでは?と勘ぐってしまいます。
なかったことにされたというか、夢川ゆいver.2.0にアップデートされたという感じでしょうか。
現にらぁらが着ている制服はパプリカ学園のモノなので、アボカド学園への転校もない事になっている可能性が高いです。
(いくらプリパラとはいえ、6年で元の学校にとんぼ返りとは考えづらい)
夢川ゆいという存在がプリパラにおいてどのような役割を持つ存在だったかを考える事で、この辺の謎は解消されるような気がします。
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ポイント2,ディケイド的な作品になる?
この映像を見て、僕は少し不安になりました。
それは、この作品は仮面ライダーディケイドのような作品になるのではないかという不安です。
仮面ライダーディケイドって何だよって話だと思いますので、簡単に説明します。
ディケイドは平成ライダー10周年記念作品で、「過去のライダーをもう一度登場させる」というお祭り企画として作られたライダーです。
なにせ10周年ですからね。
当時見てた小中学生も、下手したら親になってる訳ですよ。
それで、新しいライダーディケイドを親子で一緒に見るわけです。
子「なにこのライダー! ぼくこんなのしらないよ」
親「ああ……。これはクウガと言ってね。父さんが子どもの頃に見てたライダーなんだよ」
子「おとうさんがみてたライダーなの!? すごい!」
みたいな事になるワケです。
夢のようですね。
しかし、これを実現するには越えられないハードルがありました。
それはオリジナルの俳優を用意できないという点。
例えばクウガの主人公はオダギリジョーなのですが、売れっ子になったオダギリジョーはもう仮面ライダーには出てくれないのですよ。
そこで公式が編み出した手法がリ・イマジネーション。
早い話が「公式による二次創作」です。
「このライダーはこういう話しだったけれど、今回はパラレルワールドという事にしよう」という魂胆です。
結果としてこれは功を奏し、得に大きな破綻もなく、物語を綴ることができました。
僕は今回のアイドルランドプリパラで、ディケイド的な手法をやろうとしているのかな?と感じました。
つまり過去改変モノであり、過去作でパレード(ドリームパレードではない)をやるための作品なのではないか?と。
一番困るのは、各チームと一緒にライブをやるみたいな展開です。
それがプリパラ2期のような組み替えの結果(プリパラポリスとか)としてやるんなら良いんですが……
「夢川ゆい 居ねーことにしたから最初からコイツがいたことにするぜ!😁」
という月島さんが居たからじゃないか!的展開になったら困惑すると思います。
もちろんそんなことをするとは思いません。
性格の悪い二次創作再構成モノじゃあるまいし。
しかし、もしそれを公式がやったら……?
正直見てみたいという感情を抑えることはできません。
かなり楽しみです。
どうなってしまうんでしょうかね。
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ポイント3,ジオウ的な作品になる?
この映像を見て不安になりました。
それは、この作品は仮面ライダージオウのような作品になるのではないかという不安(以下略)
まあザックリ言うと「新主人公持ち上げる道具として過去キャラが使われたらイヤだな~」って感じです。
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ポイント4,アニメで動いている!?
各チームのライブっぽいシーンがありましたが……すごいですね。
CGじゃなしにアニメでアレをやるとは。
新鮮な気持ちになれました。
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まあ色々と不安ではありますが、楽しみであるのも事実です。
多分おおかたの不安を裏切って最高に楽しませてくれるだろうとは思います。
この目で見られるその日を楽しみにしておきましょう。
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おまけ
続編を作ることの難しさについて
どんな作品でも2は駄作になりやすいというジンクスを聞いたことがあります。
僕はこれについて、もちろん例外はありますが概ね間違ってないように感じます。
というのも、最近自分も同じような事をやらかしたからです。
数ヶ月前、二次創作SSを某サイトに投稿しました。
ありがたいことに、そのSSが(自分にとっては)かなり評価されました。
この結果を受けて、僕は「これの続編を作らなくては!」と息巻いて続編を作りました。
が、それは前作と比べて魅力に欠けるものであり、「不甲斐ないモノを書いてしまった……」という罪悪感のみを残していきました。(当然、そんなに評価されなかった)
続編が駄作になってしまった理由はハッキリしています。
それは、伝えたかったことはもう1で書き切ってしまったからです。
僕は制作中、持っている知識やネタを可能な限り作品に投げ込んでいます。
出し惜しみして少しずつ切り売りすれば、続編は作れるかも知れません。
しかし、それをやると、そもそも1が続編を作るに足るできばえにならないのです。
なので結局、一つ一つに全力で挑むほかありません。
そして僕は全てを出し切りました。
にもかかわらず2を作ってしまった。
それ故に失敗しました。
これは単純に、僕の技術が低いからかも知れません。
経験を積んで腕を磨けば、いくらでも続編を作れるような作家になれるのかもしません。
とはいえ、その域にまで達しているクリエイターが果たしてどれほどいるのでしょうか。
アマチュアどころか、たとえプロの世界であったとしても、それほどの人がどれくらい居るのか……。
答えは出ているのではないでしょうか。
そういう作家ばかりではないから、2が駄作になりがち……という事なのではないかと。
今回僕は貴重な経験をしました。
そこそこ上手くできた1から、駄作である2を生み出してしまった。
この経験のおかげで、これからは続編がつまらなくても「まあしょうがないよね……」と思えるようになった気がします。
つまりこの項で何が言いたかったのかというと、1~4期のどれを切り取っても面白いプリパラはすごいし、アイドルランドプリパラも期待してますという事なのでした。
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関連書籍
設定資料には大いに楽しませてもらいました。
楽しませてもらっているときの筆者↓
アイドルランドプリパラでもこれくらいの密度の本が出るなら、是非とも入手したいところですね。
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