プリパラとは何か? どんな作品か?(12月19日キャスの記事化)


こんにちは、なめです。
先日はありがとうございました。

……と申したところで、大半の方は「先日って?」といったところではないでしょうか。

先日というのは、12月19日に行わせていただいたキャスのことです。
コメントをくださった方も、コメントはしないで見ていたという方も、来ていただいてありがとうございました。



アーカイブも残してありますので、ご興味があればご覧になれるところにあります。
が、しゃべりになれていないので声が聞き取りづらいですし、1時間半程度の長丁場になりますのでオススメは致しません。

というワケで、今回は先日のキャスを聞かなくて済むよう、配信した内容を文字におこしてまとめていこうと思います。
ついでに当時は言い忘れたことなども補足していきます。

素人の聞くに堪えない話を聞くより、この記事をサラッと読んで済ませるのが良いかと。

目次


エクスキューズ
プリティーシリーズとは
プリティーリズムについて
プリパラについて
プリパラの良さ
1,シナリオについて
2,キャラクターについて
3,楽曲について
プリパラは救世主である

エクスキューズ


まず言い訳です。
このスライドの内容は個人の感想であり、それ以上の何かではありません。
「そういう風に思う人もいるんだなぁ」程度に受け止めて頂ければ幸いです。

プリティーシリーズとは

プリティーシリーズについて


プリティーシリーズはタカラトミーシンソフィアのタッグが送るコンテンツです。
元々はラブ and ベリーの後追いとして始まった企画です。
リカちゃん人形などで女児向けコンテンツのノウハウがあるタカラトミーが「ウチにもできんじゃね?」ということで、わがままファッションガールズモードシンソフィアと組み、世に問うた作品。
当初は見ての通り、りずむが主人公でした(ちなみにこのときの担当声優は伊藤かな恵でした)。
2010年から始まり、現在まで10年以上の歴史を持ちます。
今回はそんな10年という歳月の中からプリリズとプリパラに焦点を当てて考えていきましょう。

※補足
某炎上系カードショップ店長によれば、ラブ and ベリーは「男のファン」が着かないように気をつけて作られたそうです。
SEGAはあくまでも「女の子」に向けて作っていたので、女児が並んでいる列の中に中年男性が混じるのは避けたかったようですね。
そのための工夫として、キャラクターの顔をややリアル寄りのデザインにして男性ファンが着かないようにしたそうです。
言われてみると確かにラブ and ベリーのキャラクターって、女性人気はあっても男性人気は多くない印象が……。
この対極にあるのがラブプラスでしょう。
ちょっとどの記事か忘れましたが、ラブプラスのキャラは「アザラシの赤ちゃんの顔を参考に作った」とプロデューサーか何かの人が発言していました。
顔がかわいく見えるように作った、というのはラブ and ベリーと対照的です。

プリティーリズムについて


プリティーリズムはすべて菱田監督が監督しています。
そのため、作品の最終決定を1人で下せます。
そうなると作品内でのブレが少なくなるので、連作の結びつきが強固になり、ドラマの威力が跳ね上がります。
その結果、プリリズは今なお色あせない作品になったのでしょう。

ちなみに、菱田監督はサンライズ出身。
ターンAガンダムにも絵コンテで参加しておられます。
ターンAガンダムも、今までのガンダム黒歴史(有名な話ですが、黒歴史は元々ターンAガンダムで生まれた造語です)として包括し、俯瞰して振り返る作風でした。
この要素はプリリズにおけるプリズムの使者にも取り入れられており、非常に興味深いです。

そんなこんなで、とてもストーリー性の高い作品を世に送ってきた菱田監督ですが、DMFあたりから危機にさらされます。
アイカツ!の参入です。
アイカツ!はバンダイサンライズのタッグで世に出された作品。
サンライズ出身の菱田監督としては、自分のふるさとを出た途端「じゃ、潰しますw」と言わんばかりに牙を剥かれて堪えたのではないでしょうか。
(そんなことないか)

DMFの不振、レインボーライブの子ども置いてけぼり展開のツケを払うような形で、客をアイカツ!に取られるプリリズ。
起死回生を図って登場したのがプリパラでした。

プリパラについて


プリパラはプリリズから心機一転。
新たな監督・スタッフを緊急抜擢。
更に対象年齢引き下げで原点回帰。
四字熟語? 狙ってないイゴよ。

新たな監督は森脇監督。
代表作には「おねがいマイメロディ」や「探偵オペラ ミルキィホームズ」、最近だと「魔入りました!入間くん」など、ギャグ作品が多め。
切れ味の良いギャグが持ち味です。
プリパラではその持ち味が遺憾なく発揮されていたように思います。

ちなみに、「おるちゅばんエビちゅ」も代表作の一つなのですが……これもすごいです。
ハム太郎みたいな小動物が、ひたすら下ネタを言いまくる作品です。
とにかくすごいので、まぁ一度見てミレー。

プリパラの良さ


プリパラの良さはおそらく数え切れないほどあると思います。
が、ここではとりあえず「シナリオ」「キャラクター」「楽曲」の3つに絞って語りました。

1,シナリオについて


シナリオはギャグ多めで、たまにシリアスが入る程度。
明るいだけでなく、暗い話しもありますが、レインボーライブほどシリアスには突っ走りません。
プリリズの反省点をしっかりと活かしています。
(個人的にはレインボーライブくらい重たい方が好きですが(^◇^;) まあメインのお客さんは私のような人間ではないので……)

2,キャラクターについて


キャラクターもそれぞれが強烈にキャラ立ちしており、小池一夫先生が見たとしても文句なしのキャラクターなのではないでしょうか。

また、ちゃんこさんなどのモブキャラにも3DCGを与えるなど「キャラクターを大切にしよう」という意志が伝わってきて、好感を持てました。
「人生とはひとつの長い舞台である」という言説はたまに耳にします。
これに沿って考えると、私のような人間は、決して主役級ではなく、ただのモブです。
そういう自覚があるからこそ、私は結構モブキャラに感情移入したりすることがありますが……プリパラでは、そういう自分の魂が救われているような感覚がありました。

監督は設定資料集のインタビューで「自分のマイキャラがこの中にいるかも!と思って欲しい」という主旨の発言をしていました。
これは一種のファンサービスと取れるので、森脇監督はしっかりとお客の顔を見て仕事しているなと感じました。
なんか上から目線で恐縮ですが

3,楽曲について


楽譜とかを見たわけではないので詳しくは言えませんが、全体的にわかりやすい曲が多いと思います。
メロディーラインやコード進行なんかがわかりやすく(ありふれたコード進行、というのともちょっと違う)、プリパラの曲は「どこでノれば良いのか?」がハッキリしている気がします。

曲のできも全体的に高水準で、捨て曲がないという印象です。
どの曲も最低でも良曲くらいのクオリティで、神曲もチラホラあるなと感じます。
特に、nth colorの流れをくむ一連のラスボス曲は圧巻です。
純アモーレ愛、Girl's fantasy、ファララガァララのマッシュアップなど……。
思い出しただけでもゾクゾクします。

あとはレアコーデ排出時の曲も良いですね。
やはり筐体で遊んでいれば何度も聴く曲になるワケですから、それだけなんども聴いても耐えうるモノを作ろうという気合いが見て取れます。

プリパラは救世主である


プリパラは救世主である。
誰の? 

プリパラがなければプリティーシリーズは終焉を迎えていた可能性が高いです。

ここまで言えば、もうおわかりでしょう。

それは私のです。

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プリパラがなければプリティーシリーズは歴史の影に埋もれていた可能性があります。
プリリズ3部作で展開は止まり、プリパラは存在せず、プリチャンも制作されない。
プリチャンが制作されなければプリパラ完結記念の一挙放送もなく、私はプリティーシリーズと無縁の生活を送っていたかも知れません。

プリパラは私を救ってくれたのです。
プリパラのない世界から。
ありがとうプリパラ。
ありがとうプリリズ。
ありがとうプリティーシリーズ。

僕は十分救われたよ。
この退屈な世の中から……

本当に本当にありがとう。
すべては君のおかげだ。SSSS.GRIDMAN

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映画も楽しみにしてるよ。
多分観るのはサブスク落ちしてからになるけど。

オチはない。

落ちろカトンボ!