【プリリズ】FREEDOM を聞いてると泣いてしまうという話

【プリリズ】FREEDOM を聞いてると泣いてしまうという話


こんにちは。

ウェイクアップ!奮い立たせろフリーダム!してますか?

僕は、しているんでしょうかね(疑問形)


今回は仁科カヅキのソロ曲、FREEDOM についてお話しします。


目次

  • フリーダムハピなるだ
  • 初見では一番パッとしない曲
  • 実態はスルメ曲
  • まとめ
  • 最後に


フリーダムハピなるだ


FREEDOM は仁科カヅキのソロ曲で、毎度おなじみ神浜コウジ作詞作曲の歌です。


まぁ、実際のところ、作詞作曲は三重野瞳さんと山原一浩さんというプリリズ界の黄金コンビな訳ですが


「作詞作曲は〜〜????」


「コウジ〜〜〜!!!」


「そういうこと☆」

http://www.kasi-time.com/item-69535.html


歌詞については上記のページに記載されています。


初見では一番パッとしない曲


正直な感想を口にしてしまうと、この曲、最初は微妙かなと感じました。


Reboot はメロディーラインがとても優しくて好きでしたし、

Prideに至っては演出、メロディー、歌詞、何より速水ヒロの歌声が衝撃的すぎて虜ロールでした。


その二曲と比べてしまうと、どうしても何となく特殊な歌に聞こえてしまって、どうなのかな?みたいに思えてしまいました。


実態はスルメ曲


散々微妙かな?なんて失礼なことを考えていた僕ですが、今となってはこの曲を聴いているだけで涙が出てきます。


比喩表現でもなんでもなく、物理的な事象の説明として、ホントに涙が出ます。


具体的にいうと「わかるだろ孤独じゃないだろ」のあたりで泣きます。

現在の僕、孤独なので()


この曲で感動できなかったのは、結局のところ、僕がそれほど多くの人生経験を積んでいなかったからなんだなぁ、と感じました。


それを初めて感じたのは、2018年の夏。


大学に行くために電車に乗っていた時、iPhoneのミュージックアプリをシャッフル再生していました。


「コノウタトマレイヒ」の次にかかってきた曲が「FREEDOM」で、何故かこの時、もう少しで涙が溢れるってくらいに涙が出てきてしまったんですよね。


どういう部分がどう感じたから涙が出てきたのか?というのを、以下に書いていきます。


①わかるだろ孤独じゃないだろお前はお前を作れ


まず、「わかるだろ孤独じゃないだろ」です。

これはさっきも言いましたが、これを聴いていた当時が、ちょうど人との関わり合いが減り始めた時期でした。


なので、孤独じゃないだろという言葉で

「あぁ、孤独ってこんな感じだったんだなぁ」という感覚が生まれてしまい、辛くなって泣けてきました。


今は孤独にも慣れてきたので、別のところで泣きそうになります。


そして後半の「お前はお前を作れ」ですが、

要するにこれは

「お前はお前のオリジナルを貫け」

というメッセージなのだと感じました。


理由は、このフレーズが出てくるサビの前部分では

「インスタントなんかじゃなくて両手のひらでこねて」

という歌詞が含まれているからです。


こねる、というくらいですから、おそらく麺類やパン類など、生地伸ばしたりして作る何かなのでしょう。


その手前で、インスタントという言葉が出てきているので、これは多分インスタントラーメンのことを指していると思われます。


インスタントラーメンの利点はいくつかありますが、その一番の利点は

「誰が作っても一定の味のクオリティは保証される」という点。


作り方も簡単で、お湯を注いで3分もすれば、それなりの料理になります。


しかし、それでは

  • クオリティはそれなりでしかない
  • 誰が作っても同じものになる

という問題点があります。


それを回避するためには、自分のオリジナリティが必要。

自分で生地から作る、あるいは野菜や、たまごなどを盛り付けてみるなどのオリジナルが大事だ!

ということなのだと捉えました。


②ゼロを知ってヒャクを学ぶビビるな仲間がいるさ


次はこの部分です。

ゼロを知ってヒャクを学ぶという言葉はよく聞きますが、僕はこの歌詞から、こんなメッセージがあるのかなと考えました。

  • ゼロ→失敗
  • ヒャク→成功
  • ゼロを知ってヒャクを学ぶ→失敗を知ることで、成功を知ることができる


レインボーライブ本編でのカヅキの活躍を見ていて、彼は本当に失敗を恐れないし、決して諦めない男だと思いました。


そんな彼だからこそ、ゼロを知ってヒャクを学ぶという言葉に自らの思想が乗っかっているように感じます。


そして、それに続く詞が

「ビビるな仲間がいるさ」です。


この詞を聞いた時、僕は何となく森園わかなのことをイメージしました。


というのも、ゼロを知ってヒャクを学ぶの解釈を上のようにすると、ここでいう仲間というのは「自分と同じ境遇の人」という意味に取れると考えたからです。


ゼロを知ってヒャクを学ぶ→失敗をする事で成功を知る

  • ビビるな→ビビるな
  • 仲間がいるさ→同じ境遇の人がいるさ=みんな同じさ


これらをつなぎ合わせて考えると

「失敗をすることで、初めて成功を知ることができる」

「失敗を恐れる必要はない。誰もが失敗を恐れながら立ち向かっているのだから」

と取ることができました。


この頃はちょうど自分の将来に疑問を持ち始めた時期だったので、なんとなく自分にも言われているような気がして、泣きそうになりました。


③バカにするんじゃねぇマジにやらねぇでどうするんだ?


最後がこの「バカにするんじゃねぇマジにならねぇでどうするんだ?」という部分です。


突然ですが、あなたにはどんな風に生きたいという望みはありますか?


僕にはあります。

それは、「他人とは違う、僕だけのオリジナルな人生」を送ることです。


僕は小学生時代、たくさんの友達に囲まれて過ごしていました。


友達は

  • 頭のいい人
  • 話が面白い人
  • かっこいい人
  • かわいい人
  • 足が速い人
  • 運動が得意な人
  • とてもモテる人

など、強烈な個性を持った人たちでした。


しかし、僕には彼らが持つような個性がありませんでした。


どこまでも凡庸で、目立たない地味なヤツで、その他大勢のモブキャラでしかない。それが僕。


毎日はとても楽しかったですが、ふとした時に

「なんで自分には、みんなが持っている“特別”が無いんだろう……」と感じることが増え、次第に個性のない自分がコンプレックスになっていきました。


その時の反動なのか、大学に上がってからというもの、とにかく他人と被らない自分だけの特別を強く求めるようになりました。

「僕は他人とは違う生き方をしたい、いや、するんだ」

こんな感じです。


しかし、残念なことに、僕の両親もモブキャラです。

モブキャラとモブキャラのサラブレッドが僕なので、父も母も、それはそれは優秀なモブでした。


そんな彼らからすれば、僕の望む生き方は嘲笑の対象であって、結構、非難されたりしました。


これは自分でも気づかなかったのですが、そうやって非難されているうちに、いつしか自分自身ですら「自分の望みをバカにするようになっていた」のです。


どうせできるわけがないよ……と考え、わざわざその望みが遠くなるような行動ばかりとりました。


ちなみにこれはセルフハンディキャッピングという行動で、

「自分が失敗した時にできる言い訳を作っておくこと」に相当します。


例えば、試験期間中の学生が、テスト勉強をせずに部屋の掃除をしてしまう現象がそうです。


僕の場合でいえば、普通ではない生き方、つまり「企業に就職する生き方をしたくない」と思っているくせに、その方法を考えようともせず、「なんとなくアルバイトを始める」という行動を取っていました。


それが変わったのは、上でもお話しした

電車の中でFREEDOM を聞いた瞬間です。


「バカにするんじゃねぇマジにやらねぇでどうするんだ?」

という言葉は耳に痛かったですが、とても心に響きました。


途端に、「そうだよ、マジにやらねぇでどうすんだマジで……」

と我に帰り、泣きそうになりました。

今ではその目標のために小さくても一歩を踏み出す勇気を持ち、日々行動を心がけています。


この曲のこのフレーズのおかげで、僕の人生は動き始めるチャンスをもらえた、そんな気がします。


まとめ


FREEDOM の泣く要素は、その時に抱えている自分の悩みによって変わる。


僕の場合は、孤独→チャレンジ→生き方

という感じにシフトしていました。


最後に


プリティーリズムはプリパラ、プリチャンと比べて対象年齢が高いのもあり、歌のメッセージ性がかなり高いと感じてます。


多分、人それぞれに感動した要素、フレーズがあるだろうと思います。

どんな人がどんな曲に触れてどんな風に変わっていったか、というのはとても興味深いので、あなたのストーリーもいつか聞かせてほしいなと思います。


これはいつだったか、Twitterで見かけた思想なのですが、

プリティーリズムやプリパラは、子どもたちに、こんな大人になって欲しいんだよというメッセージが込められている。

だから、子供よりもむしろ、そういう大人になれなかった大人の方が見てて泣いちゃう」

というものがあります。


僕もこれには激しく同意で、自分の人生に悩みがある人だからこそ、純粋な作品に触れて涙を流すんだと思います。


ただ、人生における成功と、年齢に相関はありません。


ケンタッキーで有名なカーネルサンダースだって、起業したのは50歳を過ぎてからですし、何事にも遅すぎることはないハズです。


実際はどうか知りませんが、少なくとも今はそう信じていたい。


そして、そう信じさせてくれるプリティーリズムという作品によって、救われる人が増えたら嬉しいなと思います。


若干宗教っぽいニオイを漂わせたところで、今回は以上です。


フリーダム!

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