【プリリズ】天宮りずむに学ぶ、目標達成のための我慢

【プリリズ】天宮りずむに学ぶ、目標達成のための我慢


こんにちは。@kanamenamename です。

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今回は天宮りずむがオーロラライジング習得のために修行をしていた期間について、色々と考えていきます。

目次

  • オーロラライジングのために
  • そもそも禁止するのは正しかったのか
  • 4つのタイプ
  • 天宮りずむはどのタイプ?
  • 無理せずに目指すには
  • 苦しみは糧
  • まとめ
  • 最後に

オーロラライジングのために


オーロラドリームにおいて、天宮りずむはオーロラライジングを跳ぶことを最大の目的としていました。


そして、オーロラライジングを跳ぶために

ケイというコーチの存在にたどり着きます。


ケイの下で厳しい練習を重ね、オーロラライジングにあと一歩というところまでは行けたのですが、結局、完成には至りませんでした。


そもそも禁止するのは正しかったのか


りずむがオーロラライジングを跳ぶための決意をし、覚悟を決める展開というのは非常に涙を誘います。


特にバレンタイン回の、オーロラライジングを跳ぶために全てを捨てる覚悟を決め、ヒビキとも、もう会わないことを告げたシーンは特に泣けます。


かのんも驚いていましたが、視聴者も同様に驚いていたのではないでしょうか。

あれほどヒビキに夢中だったりずむが……と。


それほどまでに厳しい条件をクリアしなければ跳べないというのもまた、オーロラライジングのすごさを表しているように感じました。


しかし、この方法がりずむにとって正しいやり方だったのかは、少し疑問が残ります。


なぜなら、「結局、ケイコーチのもとでオーロラライジングを跳べていないから」。

そして、あいらやヒビキ、龍太郎などまわりの人々の支えではじめてオーロラライジングを跳んで見せました。


たしかに、オーロラライジングを跳ぶ際に、余計な感情に振り回されると失敗する可能性が上がるのかも知れませんが、練習のモチベーションを高める手段として、りずむに適していたかは少し疑問です。

4つのタイプ


レッチェン・ルービンという方の本に「人生を変える習慣の作り方」という本があります。


これによれば、人間には4つのタイプがあるそうです。


それが以下です。

  • アップホルダー(約束を守る人)
  • エスチョナー(疑問を持つ人)
  • オブライジャー(義務を果たす人)
  • レブル(抵抗する人)


それぞれ

  • アップホルダー→自分や他人の期待に応える
  • エスチョナー→他人の期待には反発するが、自分の期待には応える
  • オブライジャー→他人の期待には応えるが、自分の期待には反発する
  • レブル→自分にも他人の期待にも反発する

という性質があり、タイプによって最適な「習慣の作り方」が変わってくるそうです。


別にオーロラライジング跳ぶためなんだから、習慣を作るのとは少し話が違わないか?とも思えるのですが、ようは

「目的を達成するためのモチベーションをどう作り出すのか」という話なので、これらを応用して考えることができるハズです。

天宮りずむはどのタイプ?


りずむは見た感じだと、

「クエスチョナーの要素が一番強くて、二番目にアップホルダーか、あるいはその逆か?」という感じです。


まず、初期のりずむは、プリズムショーをしている理由が「オーロラライジングを跳ぶため」でした。


オーロラライジングを跳びたいのは、母親である神崎そなたが「なぜ家族を置いて出て行ったのかを知りたかったから」。


疑問を持ち、自らの期待に応えようとしているので、クエスチョナーかな?と思いました。


一方で、オーロラライジングスパイラルを跳ぶまで、神崎そなたを追いかけてショーしていたりずむでしたが、最終回では

「これからは自分のためにショーをしたい」

と語っていました。


ということは、りずむにとっては

「今までのショーは自分のためではなかった」、つまり、他人の期待に応えるショーだったと考えられるので、アップホルダーとしての要素もありそうだな……という感じです。


しかし、阿世知社長に対しては反抗的な姿勢をしばしば見せていました。


それは阿世知社長が、天宮家がバラバラになるキッカケを作ってしまったことが要因なワケですが、それを考慮しないで見ると

阿世知社長の提唱する、オーロラライジング練習法を疑っていたことや、阿世知社長の元を離れ、ケイコーチから直接の指導を受けることにしたことが無視できません。


そして、オーロラライジングを跳ぶために立てた、母の誓いを受けて、あいらだけでなく、ヒビキとの連絡すら断ちました。


他者期待を突っぱね、自分のヒビキと会いたいという期待をも突っぱねる姿勢は、レブルと言えなくもないです。


こんな感じで、いくつかの要素が混ざり合ってしまう形になりますが、本書の内容でも、普通の人間なら大体「これだけが当てはまる」みたいに一つに絞られることは稀らしいので、ある意味正しいのかもしれません。

無理せずに目指すには


りずむがアップホルダーとクエスチョナーの要素を強く持っていたのはわかりました。


では、りずむがあそこまで心を痛めずオーロラライジングにたどり着くにはどうすればよかったのでしょうか。


少し的外れな気もしますが、僕個人の考えとしては「ご褒美で釣る」のも一つの手だったのではないかなと考えます。


りずむは「恋がエネルギーになるタイプ」だとベアチに言われていました。

なので、練習頑張ったらヒビキとデート、みたいに何かにつけてご褒美としてヒビキを絡めればモチベーションが高く維持できて、心も穏やかなままだったのかなと思います。


とはいえ、そうやってオーロラライジングを完成させたらオーロラライジングスパイラルをとは全く別のものになってしまいそうですね……。

ちなみに、4つのタイプ別に習慣を作る時は、例えば、以下のようにするといいでしょう。

  • アップホルダー→自分や他人が「期待しているんだよ」ということを明確にする
  • エスチョナー→自分の頭で考え、正しいと判断したことだけやる
  • オブライジャー→誰かのためになると考える
  • レブル→みんなとは違うやり方を考える

苦しみは糧


りずむがオーロラライジングを越えるオーロラライジングスパイラルを跳たのは「母親を取り戻し、家族3人に戻りたい」という思いがあったからこそだと僕は思っています。


りずむが寂しい思いをしながら育った今までがなければ、成し得なかったことです。


これは全ての苦しみに、成長するためのヒントが隠れているというメッセージのように思えてなりません。


「ネガティブな感情が成功を呼ぶ」という本でも語られていたことですが、最近の研究では、悲しみや怒りなどの感情は、押さえつけるよりも利用した方が精神的にも良いことが明らかになっています。


辛い思いをするのは誰だって嫌ですが、それに向き合って得られるものは、きっと辛いことを避けて通った時とは比べものにならないくらい大きな差を生むということでしょうね。

まとめ

  • りずむはアップホルダーとクエスチョナーの要素が強いのではないか
  • 他者との交友を一切断つのはメリットもあるが、デメリットも大きい
  • 傷つく体験は辛いが、乗り越えれば力になる

最後に


僕の浅い思慮でも、これだけ多くのことを学べるプリティーリズムは本当に素晴らしい作品だなとつくづく思います。


正直、学べることが果てしなすぎて、どこから手をつければいいのかわからなくなりますが、僕がもっと勉強して、さらに知識を増やしていけばまた気づけることが増えていくのかなと思います。


今回はこの辺りで終わりにさせていただこうと思います。


人間、誰しも生きていれば色々と辛いことはありますが、それを乗り越えることで強さを手に入れ、


なりたい自分に

プリズムジャンプ☆

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