春音あいらから学ぶ自己超越目標【プリリズ】

春音あいらから学ぶ自己超越目標【プリリズ】


こんにちは。なめです。

人間誰しも、生きていれば生活があると思います。

そこで質問です。
あなたの生活には目標がありますか?

そしてその目標は誰のためですか?

自分ですか?他人ですか?


今回はプリティーリズムオーロラドリームの春音あいらに注目して、目標の大切さを確認していこうと思います。


ちなみにネタバレをすると、

自分ではなく大きな何かのために目標を立てるとパフォーマンスが上がる

という内容です。

目次

  • 春音あいら
  • 神崎そなたとの差
  • 自己超越目標
  • まとめ

春音あいら


春音あいらは優しい子で、とにかく利他主義傾向が強いです。

利他主義というのは、他人に利益があると書くように

他人の利益を優先する主義です。


彼女の利他主義的な姿勢が見られるシーンはいくつかありますが、なかでも一番強く感じられるのが第11話、12話のティアラカップですね。


11話では、りずむと阿世知社長のためにサムシングブルー(ヨーロッパには、花嫁が幸せでいられるように願い、青いものを送る風習がある)をイメージしたコーデをまとい、

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12話では、コーデを盗まれたりずむのために自分の大会用のコーデを手渡し、自分は普段着で出場しました。

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あいらにはティアラカップ優勝に対する執着がなかった、というのはもちろんそうですが……

彼女ほど誰かのために自分の身を切れる人は多くないのではないか?と思います。


そんな彼女だからか、自分のためではなく、誰かのためにショーを行う機会がとても多いです。

りずむのためだったり、小さな子どものためだったり、コーチのためだったり。


そして、そんなあいらの口から決定的な言葉が出ます。

第50話で、プリズムクイーンカップ決勝での演技前のセリフ。

「みんなの思い、受け取ったよ!」

この瞬間から、あいらはみんなのためにショーをする決意をしました。


会場のお客のために、

テレビで見ている人たちのために、

神崎そなたのために、

阿世知京子のために、

りずむのために、

みおんのために……


とにかくたくさんの人たちの思いに応えるため、彼女はショーを行い、そのなかでオーロラライジングの進化形であるオーロラライジングドリームを完成させました。

神崎そなたとの差


あいらと対照的なのが神崎そなたです。

プリズムクイーンの名を手にし、オーロラライジングまで跳んでみせた彼女でしたが、オーロラライジングのその先へたどり着くことはありませんでした。


しかし、神崎そなたに才能がなかったわけではありません。

住む家もお金もなく、リンクでバイトをしながら、余った少しの時間で練習をする

というあまりにも大きすぎるハンデを背負っていながらも、それを巻き返せるチカラを秘めていたのですから。


では、努力が足りなかったのでしょうか?

それもあり得ません。

プリズムクイーンとして大成する前も、

そなたは、たくさんの練習を重ねていました。

それは誰に強いられたわけでもなく、ただ楽しかったからできたことです。

楽しみながら練習できるのなら、練習の質も高まります。

練習が不足するなんてことはありません。


では一体、神崎そなたと春音あいらとで、二人の間の差は何が要因だったのでしょうか。

自己超越目標


その結論は

自己超越目標があるかです。


自己超越目標とは、自分を超越する何かのために立てた目標のこと。


例えば、野球やサッカーなどスポーツの試合があった後。

ヒーローインタビューで、試合中に活躍した選手にコメントをもらうと、だいたい

  • 「みんなのおかげです」
  • 「みんなのことを考えたら頑張れた」

みたいなことを言いますよね。


実は、コレが自己超越目標です。

自分のためだと自分という一人のために頑張ることになりますが、

チームのためだとチームメイト全員のために頑張ることになるので、

背負うものが大きくなるのです。


つまり、ヒーローインタビューで「みんなのおかげです」というのは、社交辞令でも謙遜でもなんでもなく、

心からの本音というワケです。


春音あいらもこれに当てはまります。


あいらは

「みんなのために」という自分よりもはるかに大きい存在のためにショーをしました。


あとは、コーチの存在も大きかったですよね。

指導者として完璧ではなく、人間としても未熟で、周りから非難を受けることもある阿世知社長でしたが、

そんな社長だったからこそ、あいらは

「阿世知社長のためにオーロラライジングを……!」

と思うことができたのでしょう。

一方で、神崎そなたはどうだったかというと、

  • 自分のために跳ぶ
  • 全てを断ち切り、自分の力だけで闘う
  • 人間味を表に出さないケイコーチ


奇しくも、春音あいらとは正反対です。

そなたには背負うものがなかった代わりに、支えてくれる人もいませんでした。

自分を追い込み、ひたすら自分を痛めつけ続け、その結果は悲しいものとなってしまいました。

まとめ


よく、サラリーマンのお父さんとかが

「家族のために頑張る」

みたいな言葉を掲げる時があるじゃないですか。


よく考えれば、アレも自己超越目標なんですね。

人は、誰かのために何かをしようとすれば、大きなチカラを発揮できます。

そのことを、実は無意識のうちに知っているのかもしれません。


上でも出した、あいらとそなたですが、

両者を見ればどちらが良い結果を残せたかは瞭然(りょうぜん)です。


少し照れくさい気もしますが、誰かのために頑張るという意識を持つだけで発揮できる力が増えるのなら、僕もやってみようかなと思います。


手始めにこの記事を読者のあなたのために書こうと思います。

みんなの思い、受け取ったよ☆


【参考書籍】


科学的なアプローチで、成功する人にはどういう共通点があるのか?を調べた本です。


この本の著書の二人はそれぞれ

  • 超有名企業に就職し、出世コース真っしぐら
  • 高校生ランナーにして、国内チャンピオンを抜き去ってしまう

という凄まじい経歴の持ち主です。


しかし、そんな輝ける地位から挫折し、二人は一気に転落してしまいました。

そんな二人が

「なぜ、人は挫折するのか?」

と興味を持ち、調べていった結果をまとめたのがこの本です。


自分は何をやってもうまくいかない……

どうせ自分には何もできない……

そんな悩みを持っているのなら、それはもしかしたら、あなたではなく、あなたの生活が悪いのかもしれません。


そんな風に自分の生活や目標レベルまで見直せるいい本です。

機会があれば読んでみるのも悪くないかと思います。

それでは、失礼します。

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春音あいらについては過去にこんな記事も書きました