なぜオタクはハーレムが好きなのか?
こんにちは。なめです。
突然ですが、あなたはハーレム好きですか?
エロゲ、ギャルゲ、乙女ゲーなどはその性質上、どうしても主人公がハーレム状態になりがちです。
あと最近のラノベも
しかし、僕はあまりそれが好きではありません。
なんだか不誠実な気がして、心から楽しめないのです。
とはいえ、僕は好きじゃありませんが、世の中では人気のあるコンテンツとして扱われています。
こういったモノの好き嫌いでも、その人の人格がある程度予測できるので、今回はそういう、人の心の分析に関するお話をさせていただこうかと思います。
構成要素
- ハーレム好きは愛他主義
- 母が子に抱く殺人衝動
- 他者の感情は自分の感情
ハーレム好きは愛他主義
で、早速ですがハーレムは「愛他主義」という考え方に沿うことで分析できます。
愛他主義とは何か?というと
自分の願望を他人に叶えてもらうことで満足する
性質のことです。
これは防衛機制という、人間の脳にインストールされているプログラムで、
自分の精神がダメージを受けそうになった時、そのダメージを減らすことを目的としています。
例えば、
「ハーレムは好きだけど……ぼくはモテないし……無理だよぉ、、」
みたいな人がそのままだとハーレムという目標を達成できなくて、精神にダメージが入ります。
それを防ぐために、
「とりあえず異世界転生ハーレムアニメ見て満足するぜ!w」
と考えて、代わりに人が経験していることを見て精神を守るという感じです。
ちょうどゲーム好きの人が、プレイする時間がないので実況プレイを見るだけで済ませるのと近いです。
まぁ、難しく考えず、簡単にいってしまうと
- ハーレムモノばかり見る人は、自分がハーレムモノみたいに沢山の人と性的な関係を持ちたいと望んでる
- 恋愛モノばかり見てる人は恋愛がしたい
- 虐待系のストーリーが好きな人は虐待したい
みたいな感じで、自分のやりたいことを他人にやらせて、それを眺めることで満足しているんですね。
ちなみに、僕は「プリティーリズム」とか、が大好きです。
これはひょっとすると、僕も「プリズムスタァになりたい」ないしは「美少女になりたい」という願望の表れかも知れません。
追記2022/03/11
愛他主義の意味合いを間違っていました。
愛他主義は「利他主義」とほぼ同じ意味合いですので、この場合でのニュアンスとは食い違っています。
この記事では他人の成功体験を自分に重ねて見ることで満足する現象を挙げようとしていたので、「投影」や「同一視・同一化」などが正しい表現となります。
ご指摘いただきましてありがとうございました。
至らぬ部分が多々有りますので、また誤用等を見つけた場合はぜひコメントをいただきたく思います。
今回はご迷惑をおかけしました。
・
・
・
何故ハーレム願望が起きるのか
ハーレム願望が起きる理由ですが、
- 単純に子孫を残さなければならない
- 子孫を残してきた連中の末裔だから
この2点で説明できると個人的には考えています。
まず、人間も動物というか生物ですから、子孫を残してヒトという種を保存しようとします。
その時に、
親が2人なのに対して子どもが1人とかだと人口が減っていきますよね。
なので単純に子どもをたくさん作る必要があります。
そして、昔の大名とかを見ていれば分かりますが、
子どもたくさんいますよね。
そういう子だくさんの人の遺伝子を受け継いでるのが現在の我々なので、
たくさん子どもを作りたいという願望を持つのは自然の摂理だと思います。
そう考えると、浮気性の人たちの心理もなんとなく読めてきますね。
母が子に抱く殺人衝動
分析できるのは、何も分析したい本人だけではありません。
その周りの人が持っている感情を分析することで間接的に分析できることもあります。
よく心理学の世界で使われるわかりやすい例え話に
「母親は自分の子どもを殺したいという欲求がある」というエピソードがあります。
その話によると
- 私は自分の子どもを殺したいと思っている
- しかし殺すのは倫理的におかしい
- 殺そうとしているのは自分ではない
- 私の子どもは誰かに殺される
このプロセスが無意識下で行われている、とのことです。
外出する子どもを過剰なまでに心配する親とかがいると思いますが、ああいうのの一部もこれに当てはまると思います。
正直な話、子どもを育てるってめちゃくちゃストレスのかかる行為なので、倫理観とか遺伝子に刻まれた本能がなければ問答無用で捨てられています。
まぁ、賛同を受けられるような話ではないので微妙なところですが……。
他者の感情は自分の感情
他にも投射というモノもあります。
これは「自分の感情を他人の感情だと思い込むことで精神を守る」防衛機制です。
例えば、今あなたに
「あの人は自分のことが嫌いに違いない」
と思っている相手がいたとすると、多分あなたもその人のことが嫌いですよね?
その場合、自分が嫌いになったから相手も嫌いになったのか、相手が嫌いだと思っているから自分も嫌いなのか、ニワトリと卵の論争にはなりますが、往々にして
人が自分に向けている感情は、自分から向けたものだった
なんてことはありがちですよね。
【参考書籍】
パーソナリティと心理学
学校で教科書として使われることの多い本です。
ぶっちゃけた話、
「これ翻訳本か??????」って思うくらい日本語が下手 難しいです。
しかし、内容自体はわかりやすくまとまっていて、ガッツリ勉強する!というタイミングでならめちゃくちゃ良いテキストだと思います。
とはいえ電車内で読むとか、ちょっとした待ち時間に読むには向きません。
ノートかスマホのメモ機能片手に読むのが得策でしょう。
とりあえず「心理学勉強したい!という方にはオススメです」とだけ申し上げておきます。
大学に通うとかよりもはるかに安上がりですからね。(少なくとも1000分の1の値段)
あと、余談なんですが……
どうして学問の専門書とかって難しい文章で書くんですかね?
中にはとてもわかりやすい文章で書いてくださる先生もいらっしゃるのですが、いつも疑問に思います。
理解させたいのか、させたくないのか……
ぼくはなるべく読んでくださる方が理解できる文章を書こうと思っているので、わかりにくかったりしたらTwitterや質問箱などで教えてもらえるとありがたいです。