理解を深める方法【言葉にする】

理解を深める方法【言葉にする】


こんにちは。@kanamenamenameです。

僕は現在、大学で心理学を専攻している心理学好きオタクなのですが、今回は知識と経験が結びついて実感したことがあったのでそれについて書きます。


それは

理解をするには人に話そうね

ということです。


目次

  • 結論:人に話そう
  • 僕の実体験
  • 人じゃなくても良い
  • 喋らなくても良い
  • 最後に


結論:人に話そう


結論から先に言いますと、理解を深めるには

誰かに話すことが一番良いなということです。


思ってること≠口に出すこと


思ってることと口に出すことは必ずしも一致しません。


もちろん、普段から一致させるために頑張ってはいますが、

思ってることがそのまま相手に伝わる

には、自分が高い説明能力を持っているか

相手が高い理解力がないといけません。


しかし、思いを口にするのってかなり難しいですよね。


僕は

スポンジで皿をこすった時のキュッという音がめちゃくちゃ嫌い

なんですが、それがなぜ嫌いなのか?

と聞かれた時に

(いくつかの予想は立てられますが)

明確に「コレが理由だ!」

と説明することはできません。


そして、そんなあやふやな状態では、とても人に伝えることはできません。


人に伝えるにはまず自分が理解している必要があり、そのために

相手に伝わるような、わかりやすい形にする

という作業が必要になってきます。


わかっているつもり


自分の感情なのだから、自分が一番わかっている!みたいな言葉がよくありますが、アレは逆です。


実際は

自分だからこそ、自分のことが一番わかっていません。

正確に言うと「わかったつもりになっている」

ですが。


わかったつもりになると、人はそれについて理解を深めようとしません。


本人はいつまで経ってもわかったつもりなのですが、実際はわかっていません。


だけど、わからないでいること自体がわからないので、

「自分は理解できている。……なのになんで人には説明できないんだ?」

というチグハグな状態になってしまいます。

僕の実体験


僕自身、何かを気づくときは大抵

人と話している時か、日記を書いている時です。


僕の場合はですが、

わかったつもりになると、本当に恐ろしいほど何も考えなくなるので、

  • 人に説明しなければならない会話
  • 後から見返した時に理解しなければならない=未来の自分(他人)に説明

に変換するというプロセスを踏んで言葉にすると、

実は意外とわかってなかった……

ということが多々あります。


先日、僕は

なぜ祖父が嫌いなのか?

について他人に説明したのですが、その説明をしていた時に新しい発見がありました。


自分で情報を調べ、考えてまとめる時間というのは、紙の上に点を打っていく作業だと思うのですが、


それを言語化して、他人に説明していくという作業は、点と点の間に線を引いていく作業なのかなと感じます。

喋らなくても良い


上に書いたのを読んで気づいたかもしれませんが、

理解を深めるには言葉にして説明できれば良い

ので、日記などの文章に起こすだけでもOKなのです。


過去記事

日記・マジ・オススメ・です


日記を書く意義については過去にも記しましたね。


僕は去年から日記をつけています。

日記はふつうの自由帳です。

ぶっちゃけ、書ければ何だって良いのですが……

オススメは自由帳など、マス目や罫線がないノートがいいです。

マス目とかがあると、無意識に書く内容や書く位置が縛られてしまうので。


書く内容は、

  • 日付
  • 起床時間
  • 見た夢の内容
  • その日にあったこと
  • それについて感じたこと、考えたこと
  • その日に勉強したこと
  • それについて考えたこと
  • 思い浮かんだアイデア
  • 寝る前に今の感情を書く

など。


コレを書くことで自分の考えがまとまりますし、後から見返せば

「あの時の自分はこんなことで悩んでいたのか……」

と理解できます。


ふつうの方なら、

「あの時はこの世の終わりだと思ってたけど、意外となんとかなったな。ということは、今の問題も、来年にはどうでも良くなってるな」

と思えるようになるし、


僕のようにブログなどをやっているなら

「この悩みは抱えている人多そうだし、コレについて書けば需要ありそうだな……」

とマーケット的な予想もできます。


さらに、日記をつけ、自分の感情を吐き出すのは

認知行動療法的なメンタル改善法としても非常に効果的

とされています。


何にせよ、日記は書けば書くほどトクなので、あなたにも是非今日から始めてほしいです。


めんどくさいな……と思われるかもしれませんが、それならTwitterなどで、なるべく自分の感情を言語化してみましょう。


Twitterがサービス終了しない限りは見かえせますし、何より無料ですからね。ぜひ


人じゃなくても良い


日記のくだりでだいたい予想がついたかもしれませんが……喋る相手は人じゃなくてもOKです。


バーダック学習法という学習方法がありまして、コレは

「お風呂に浮かべたラバー製のアヒルのおもちゃに向かって語りかける」

という学習法です。


もともとは、プログラマーが自分の書いたコードの意義を確認するためにやっていた作業だそうですが、

心理学の領域では、この学習方法はかなり効果が高いとされています。


ヒルに向かって喋る以上、自分が理解している必要があるからですね。


日記は書けないしTwitterもできない!という場合はこの方法がいいですね。


好きなぬいぐるみとか、ペットがいればペットにとか。

あとは誰かに教えるつもりで独り言をブツブツいうだけでもいいですし、

自分に言い聞かせる形でも良いですね。


最後に


というわけで、ここまで何かを理解する時に言葉にするのは有効だよな、というお話をさせていただきました。


人生におけるほぼ全てに使えることだと思うので、あなたの日々の生活にも活きてきたら嬉しいなと思います。

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