練習や勉強はひとりでやるべき
練習や勉強はひとりでやるべき
こんにちは、@kanamenameです。
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突然ですが、こういう経験はありませんか?
- 来週からテストだし友達と一緒に勉強しよう!
- 勉強会をするから友達と一緒にファミレスで勉強だ!
- 明日はみんなで集まって部活の練習をしよう!
今回の記事は
このようなあやふやな理由で集まって何かをするのはやめよう
というお話です。
目次
- みんなで集まって練習してもロクなことにならない
- 優秀なソリストは1人で練習する時間が長い
- プチ発表会的な意味で集まるのはOK
- 理想は1人で練習、合わせるのはみんなで
- まとめ
みんなで集まって練習してもロクなことにならない
大勢で集まって練習とか勉強しようと思っても、なかなかうまくいきません。
これは僕の実体験なのですが……
友人と一緒に勉強しようという話になって、休日に一緒に出かけて勉強しました。
最初の最初の1、2時間ほどはお互いに集中して勉強していました。
しかし、それからだんだんとだらけて雑談が多くなってしまい、しまいには4時間ほどしゃべり通していました……。
別にその時にしゃべらなくてもいいはずなのに、いろんなことをしゃべりまくり……
その友人と実は音楽の趣味が結構合致していただとか、作品を楽しむときの考え方が似ていることがわかった、などの発見はあったのですが肝心の勉強がおろそかになってしまいました。
およそ6時間ほどの滞在時間でしたが、実際に勉強に集中してたのは最初の1、2時間だけ。
僕も友人も自分1人だけだったならもっと集中して勉強できていたはずでしょう。
誰かと一緒に勉強すると言うのは悪くない発想なのかもしれませんが、一緒にいる人が仲良ければ良いほど勉強には身が入らなくなります。
遊びと勉強のメリハリがつかなくなるので、一緒に勉強するんだったらそれほど仲の良くない人や他人の方がむしろ良いのではないかと思いました。
友人と出かけるのは遊びの時だけで充分です。
優秀なソリストは1人で練習する時間が長い
自己啓発の領域で大人気の10,000時間の法則という法則があります。
10000時間の法則とはもともと、↑の本で紹介された考え方でした。
その内容は、以下の通り。
実力に有意な差がない状態のヴァイオリン奏者を対象に行った調査で、3つのグループを用意しました。
1万時間の練習を積んだグループ、
8000時間の練習を積んだグループ、
4000時間の練習を積んだグループ。
10,000時間練習をしたグループは、プロのソリスト(要するにソロで演奏する人)に。
8000時間の練習を積んだグループは、プロのオーケストラの演奏者に。
4000時間の練習を積んだグループは、音楽の教師になりました。
それぞれにどんな違いがあったのかと言うと、
1万時間の練習を積んだグループは、
1人で練習している時間が圧倒的に多かったのです。
ここからわかることは、
結果を出している人は1人で練習している時間の方が長いと言うことです。
別に勉強で世界的なプレイヤーになるつもりはありませんが、
結果を出すために練習するのであれば自分のために自分一人で自分の練習をすること
が圧倒的に効率がいいということは明らかでしょうね。
プチ発表会的な意味で集まるのはOK
とはいえ、人と合わせることがないと
自分がどう間違っているのかもわからないままです。
それだと本番になった時に困ってしまいますので、自分の姿を確かめるために、人と一緒にやってみるというのも大切だと思います。
理想は1人で練習、合わせるのはみんなで
練習をするときは自分に最適化された練習方法をたっぷりとする。
そしてそれがちゃんと身に付いているかどうかを確認するために、他人と集まって確かめあう。
このような手順を踏むのが理想的なのかなと思います。
結局、どのような練習が必要かは人それぞれです。
実力や知識が似通った人同士で集まるのならまだしもそうでないのならばむしろ集まった方が練習が質の低いものになってしまいます。
まとめ
練習するときは一人で
みんなで集まるときは本番形式の練習
一人でいるときは、一人でしかできない練習をし、
みんなと集まるときは、大人数でなければできない練習をすればいいということですね。
それができれば苦労はしねえよと思わないこともないですが……これからは強く意識するだけでなく、行動にも移していきましょう。