人生の意味は考えるだけ無駄【実感】
人生の意味は考えるだけ無駄
こんにちは、なめです。
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最近暑くなってきましたね。
体調を崩してないですか?
体調が崩れると、連鎖的にメンタルも崩れますが、僕は早速メンタルが崩れかけています。
頭の中で「自分ではどうしようもないこと」ばかり考えてしまい、その度に筆記開示で心を落ち着かせています。
筆記開示とは、簡単に言えば「今思っていることを紙に書き殴る」ことです。
詳しくは過去記事で
そんな生活をしている中で思ったのが、
人生の意味とかを考えるのは無駄だな
ということです。
僕と同じように病みかけている、あるいは既に病んでいる方に向けて記事にしてみようかと思います。
※全部読めるほど気力がない……という場合は「最後に」まで飛ばしていただいて大丈夫です。言いたいことはそこにまとめました
目次
- 病むと人生の意味を考え始める理由
- ただし長期的思考は大切
- それでも考えてしまう
- 原因はマルチタスク
- 最後に「頑張るのを少し休みませんか?」
病むと人生の意味を考え始める理由
精神が病んでくると、
人生の意味とか、人はなぜ生きるのかとか、そういうことを考えがちです。
とにかく理由を明らかにすることで、そこに意味を見つけたいんですよね。
それによって
- 「自分の人生には意味がある」
- 「自分は生きている意味がある」
- 「自分は生きていていいんだ」
と安心したいんです。
そこまでしなければ自分を保てない。
つまり、自尊心が極限まで下がっている状態と言えるでしょう。
ハッキリ言ってしまうと、
人生の意味とかを考えるのは完全に無駄だなと、僕も考えながら思いました。
なぜなら、
過去の哲学者たちがそれこそ人生をかけて問いかけた謎こそが「人生の意味」だからです。
そんな人たちが生涯かけてようやくたどり着いたような答えに、普通の人間である我々が簡単にたどり着けるわけないと思いました。
居酒屋みたいな、テレビがある飲食店を思い浮かべてみてください。
スポーツの試合のニュースが流れた時、酔っ払いながらテレビを見てるおじさんが監督にダメ出ししたりしてますよね。
アレに近い無意味さを感じました。
ただし長期的思考は大切
心理的距離という概念があります。
心理的距離とは、
自分が意識する対象が心理的に遠くにあるものなら、思考が長期的なものになる
という概念です。
例えば、今10万円あげます、と言われた人は
「やった!!何買お何買お!!!!」とはしゃぎ、あっという間に10万円を溶かします。
しかし、10年後10万円あげます、と言われた人たちは
「10年後か……その時一番金が必要になるのは何だろう」とよりマジメに使い道を考えるようになります。
なので、自分の人生を使い切りたいのなら、自分はなんのために生きているんだろう、という問いかけをするのはオーバーにしても、
人生の目的とかそういうものを意識して生きていくのも必要と言えるでしょう。
人生の目的とかいきなり言われても……って感じではありますが、とりあえず人生の核(コアバリュー)を調べてそれを当てはめておくというのも手です。
コアバリューの見つけ方については過去記事をご覧下さい
それでも考えてしまう
それにしても、どうしてこうも人生の意味とか、生きる理由とかそういうことばかり考えてしまうのでしょうか。
僕の場合はですが、多分「答えがないから」だと思います。
- 未来が不安だから、未来に向けて何かをしたい。
- だけど行動を起こすにしても何をしたらいいのかわからない。
- それでも何かをしなければならない。
- 未来について考えよう。
こんなプロセスで未来について考えてしまいます。
行動を起こすには、頭を使って体も動かさなければなりません。
しかし、考えるだけなら、頭を使って妄想するだけなので簡単です。
しかも、正解がなく、考えている内容が周りにも見えることはないので、誰からも「それは間違ってる」なんて批判されないですみます。
終わりがないからとにかく飽きるまで続けることができますし、考えていることによる達成感も得られる。
こうして何も生み出さない負のループに突入してしまうことがよくありました。
原因はマルチタスク
今を生きる人々は、誰しも不安を抱えて生きていると思われがちです。
しかし、不安を抱えずに生きている人々もいます。
例えば、アフリカのとある民族は、このような不安にかられることなく生活しています。
彼らいわく、「我々にあるのは“今”だけだ」とのことです。
つまり、今、目の前にあることに集中することで、未来の心配をしないで済むワケですね。
目の前にあることに集中、つまりシングルタスク。
このシングルタスクを実行することで、不安は解消できることが最近の科学でも証明されています。
シングルタスクというと難しそうに思えますが、やることは簡単です。
二つのことを同時にやらない
これだけです。
例えば、
など。
どれも簡単というほどではありませんが、やろうと思えば難しいというほどでもない微妙な難易度だと思います。
が、できないことはないですし、やった方が明らかにいいです。
マルチタスクを日常的に行う人は、脳機能がめちゃくちゃ下がる、という研究もあります。
どれくらい下がるのかというと
麻薬中毒者やチンパンジーと同レベルの知能
になるそうです。
ヤバくないですか?
麻薬中毒者はともかく、チンパンジーってことは人間ですらなくなるってことですよね。
人間で居続けるためにオススメなのが、瞑想です。
僕も最近、瞑想を習慣化しようと思って毎日やっているのですが、これがまたいい感じです。
瞑想と聞くと、なんだか宗教チックで嫌な響きですが、その効果は精神医学の世界でも認められています。
その辺りを含めたお話をした記事が過去記事にありますので、詳しくはそちらをご覧ください。
では今回、紹介するのは何かというと瞑想を手助けしてくれるアプリです。
それがこちら。
App名: メントレ(メンタルトレーニング)、デベロッパ: keigo matsumaru
https://apps.apple.com/jp/app/%E3%83%A1%E3%83%B3%E3%83%88%E3%83%AC-%E3%83%A1%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%83%AB%E3%83%88%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%83%8B%E3%83%B3%E3%82%B0/id1405989124
メンタリストDaiGoさんとその弟である慧吾さんが共同で開発したアプリ、メントレです。
このアプリの何がすごいかというと、
瞑想をゲーム化してくれるところ
です。
瞑想って基本的にめんどくさいとか、つまらないという感想を持ちがちなのですが
こんな感じに自分のステータスを表示してくれます。
さらに、
1回の瞑想が終わるごとに、その瞑想のスコアを示してくれます。
仕組みとしては、スマホのカメラレンズに人差し指を当てて、そこから脈を読み、心拍数を感知するという感じです。
心拍数の変動が緩やかであるほどcalmの%が高まり、100に近づくほど集中が高いとされています。
つまり上の状態だと、めちゃくちゃ集中の精度が低いということですね。
しかし、コツを掴んでくるとここまで上がります。
この
「前よりもできるようになった!自分は成長している!」
という前に進んでいる感覚が快感をもたらしてくれます。
特にメンタルが病んでいる人は自分に対する自信がほぼゼロなので、こうやってささやかな自信を積み重ねていけるのは効果が期待できます。
最後に 「頑張るのを少しだけ休みませんか?」
メンタルを病んでしまう人に言えることがあるとすれば、
それは「頑張りすぎじゃないか?」ということです。
きつく張った糸はすぐに切れますが、緩めに張った糸は案外切れなかったりします。
人間の心や体も同じで、常にピンと張っているとあっという間に切れます。
今の僕がそうですし、多分あなたもそうなんだと思います。
あなたに必要なのは、「今より頑張る」というより「しっかり休む」なのかもしれません。
スポーツ選手も、練習と休みを繰り返すことで体を鍛えていきます。
あなたが伸び悩みを感じているのなら、それは努力が足りないのではなく、休息が足りない
とも考えられます。
これまでの世の中では、
「1に努力!2に努力!」みたいなことが叫ばれていましたが、現在の科学はそれを真っ向から否定しています。
正直、自分では考えもしなかったほどに、休息は大事らしく
「ここまでするのか……」と驚かされる休み方もありました。
やろうと思えば簡単なのですが、
そもそもやろうと思わなかったことばかりでさらに戸惑いました。
しかし、それらには全て科学的な根拠があります。
上に書いた瞑想もそうですが、
「ウソだろ」と思うようなことでも、ちゃんと実験すると効果があるとわかります。
僕は自分のメンタルを安定させるために、休息を生活に取り入れました。
あなたも少し「休む」ということをしてみてはいかがでしょうか。
【関連書籍】
休息の大事さについてはこの本で学びました。
「休息の大事さはわかったけど、具体的にどう休めばいいんだ……」という悩みを解消してくれた本