心療内科、行ってみた
心療内科、行ってみた
こんにちは、なめです。
↑質問箱
前回の記事で心療内科にはじめて行った時の体験談を書きまして、
今回はその続き、2回目に行った時の体験談です。
内容としては、検査の結果と診断内容、それから今後の治療方針についての話などでした。
個人的な話なので詳しくも話せないので、
簡単にまとめたいと思います。
目次
- 診断結果は非定型うつ【軽度】
- 実際にうつになった感想
- メンタルを病みそう・病んでる人に伝えたいこと
診断結果は非定型うつ【軽度】
診断結果は、血液検査と心理テスト(エゴグラム)の結果から判断されました。
主な症状は
- 抑うつ状態(気分が暗く沈む)
- 何に対してもやる気が起きない
- 情緒が不安定
といったところです。
まず血液検査には異常が無かったので、身体的な原因による症状ではありません。
それに対して、エゴグラムの結果から精神的な原因が濃厚であるという判断が下されました。
それによると、軽度の非定型うつであると診断されました。
非定型うつというのは、文字通り
カタチが定まっていない【うつ病】のことです。
うつ病というのは本来、
気分が常に暗く、情緒が不安定になるのですが、
非定型うつは違って
楽しいことをしているときは楽しい、していないときは気分が沈む
と浮き沈みがある病理です。
同じようなものに現代型うつというのがありますが、これも
仕事をしているときはうつ状態、趣味をしているときは楽しい
という感じなので、周りからは
「ただ怠けているゴミムシ」
と思われやすいです。
うつ病だと常にテンションが低いので、周りから見ても明らかにわかりますが、
非定型うつだとそうでもないのが難しいところです。
とはいえ、僕はあくまでも
軽度の非定型うつ
なので、あまり悲観的になることもありませんでした。
あと余談ですが、診察費は1500円、薬代が500円でした。
実際にうつになった感想
率直な感想を述べてしまうと、一番大きいのは
うつ病って、こんな簡単になってしまうものなんだ
という驚きです。
何度か言っていることですが、僕は大学で心理学を専攻しており、うつ病や統合失調症のような精神的な病理について勉強しています。
なので、
みたいな知識は持っていました。
しかし、いざ自分が患者という立場になってみると、
自分がその知識を全く活かせていなかったことに気づかされます。
自動車事故を起こしやすいのは、初心者よりもむしろ経験を積んだ中級者だという話はたまに聞きますが、アレは言い得て妙だなと感じました。
精神的な病はだいたい言えることですが、
本当に「いつ、誰がやってもおかしくない」モノだと身をもって思いました。
メンタルを病みそう・病んでる人に伝えたいこと
これはもう一言です。
病院に行ってみませんか?
精神を病むと言うのは立派な病気です。
なぜなら、心は脳みそにあるから。脳みその前頭葉という部分が、あなたの理性を形作っているんですが、そこがおかしくなるワケなので、精神病というのは脳の病気といえます。
しかも、心の病気は体の病気よりも治るのが遅いし、治すのもめちゃくちゃ大変です。
カラダはしっかりと休養を取り、栄養を取れば自然と治っていきます。
しかし、ココロは下手をするとポキッと折れてしまうことだってあります。
ココロは一度折れると、ほとんど元には戻りません。
心が壊れてからでは遅いです。心が壊れる前にどうにかしないといけません。
そうは言っても、自分の心がどんな状態なのか?
なんて自分自身で知ることはすごく難しいです。
誰かと比べるか、心理テストで数字にしてみることくらいしないと、なかなかわからないものです。
僕は幸いにも、軽度の状態で自分が病理を持っていることがわかったので対処できました。
だからあなたも、もし気持ちが不安定になることがあったり、突然泣き出してしまうようなことがあるならば、一回心療内科に行ってみたほうがいいんじゃないかなと思います。
とはいえ、実際に行くのは結構な勇気と覚悟が要ります。
あと、お金も割とかかります。(カウンセリングは保険対象外なので)
ですから、僕からあなたに対して「絶対行け!」とか「絶対行ったほうがいい!」とも言い切れないのが現状です。
その判断は自分で下していただきたいと思います。
心療内科に行くのが厳しいのであれば、電話でカウンセリングを受けると言う選択肢もありますから、1番手をつけやすい方法を試してみて欲しいなと思います。
- 心療内科に行く
- 1が無理なら電話相談をしてみる
- 2が無理なら本を読んでみる
一応参考になりそうな本も載せておきます。
※上2冊は専門性が高めなので、特に知識がない状態で読むとよく分からないかも知れません