内向型のすずと外向型のまりあ【プリチャン57話】

こんにちは、なめです。
前回こんな記事を書きました。


この記事内で、
外向型と内向型のように異なる2人は良いコンビになりやすい
という内容を書きましたが


今回記事を書くネタのためにプリチャン57話を見ました。


すずちゃんとまりあちゃんがまさにこれだな、と思ったので今回はそれについて書いて行きます。


目次

  • 外向型のまりあ
  • 相手の気持ちは気にしない
    ポジティブ思考【リフレーミング
    内向型のすず
    相手の気持ちに敏感
    興味が自分に向いている(スキルを磨く)
    2人はいいコンビ【ただ……】
    まとめ

外向型のまりあ


いつだったか、内向型の典型例として青葉りんかちゃんをあげました。


そして、今回扱うまりあちゃんは
これこそ外向型の典型だな
と言えるほど、外向性が振り切ってるキャラクターです。


正直言って、面白いレベルで振り切れてますね。
以下でまりあちゃん(外向型の人)の特徴をいくつかあげていきましょう。

相手の気持ちを気にしない


外向型の人は、
相手の気持ちをそこまで気にしません。


別に外向型の人は性格が悪い!とか自分勝手!ということではありません。
外向型の人は
外からの刺激に鈍感な脳を持ってるので
誰に何をされてもあまり気にしないのです。


誰に何をされても何も感じない

なので別に怒らせても何も感じない


という感じです。


しかし、まりあちゃんの場合は、すずちゃんに嫌われたくないという意思はあるようなので
すずちゃんに嫌われたくない
すずちゃんが嫌がるのはOK
という指標を用いていることが伺えます。
(あくまでも“まりあちゃんの脳みそ”が下している決断です)

ポジティブ思考【リフレーミング


まりあちゃんはとにかくポジティブです。
どんなものにも「かわいい」要素を見つけだし、的確に褒めることができます。


まぁ「味もかわいい」は流石に無理がある気もしますけど

まりあちゃんが一番かわいいよ♡


どんな事柄にも、自分なりの意味を見出し、再定義することを
フレーミングと呼びます。


具体的には転んで擦りむいちゃったけど、絆創膏貼ったら「膝こぞうさんかわいい♡」とか言ってました。


どんな出来事にもかわいい要素を見つけて着目できるので、常にリフレーミングを行なっている状態と言えるでしょう。


フレーミングうつ病の治療にも使われるほど効果のあるテクニックなので、彼女はメンタルが安定してそうです。

内向型のすず


外向型の典型のようなまりあちゃんに対して、すずちゃんもまた、内向型の典型のような子です。


57話の中で見られた、彼女の性格がうかがえる部分を二つ、あげてみましょう。

興味が自分に向いている(スキルを磨く)


すずちゃんを見ていて抱いた印象が、
興味が主に自分に対して向いているというものです。


理由は簡単で、すずちゃんの部屋にはたくさんのトロフィーや賞状がありました。
そのどれもが、ダンスの技術を裏打ちするものであり、すずちゃんがどれほどダンスに力を入れているかがわかります。


外向型の人は、外からの刺激に鈍感なので、ガンガン外に行けます。
人に嫌われるのを恐れないから、人にガンガン絡みに行けるのです。


しかし、内向型の人はそうではありません。
人に嫌われるのを怖がり、話しかけるのもままならない。
仕方がないので、自分が1人でできることをひたすらやり続けます。


そのうち、自分のスキルが磨かれ、自分自身が磨かれていく感覚に心地よさを感じるようになります。


そうしたらあとは引きこもり具合が加速。
こうして出来上がるのが、内向型の引きこもりオタク。


この場合だと、ダンスオタクのすずちゃんです。

相手の気持ちに敏感


内向型の人はとにかく外からの刺激に敏感です。
かくいう僕も内向型の人間ですが、ちょっとしたことで「ああ、嫌われたな……」と感じて勝手に傷ついてしまうため、人と関わるのが苦手です。


すずちゃんも、まりあちゃんとの接し方でとても悩んでいました。
カッコいい(クール)好きなすずちゃんと、かわいい好きのまりあちゃんとでは趣味がかけ離れています。


まりあちゃんはお構いなしに「一緒にやりましょ!」という感じでしたが、
すずちゃんは「でも2人の趣味違うし……」と及び腰でしたね。


極端な言い方をしてしまうと、
外向型の人は嫌われるまではセーフ
という考え方をします。
少し嫌がられても、完全に絶交するまでは行ける、という感じです。


逆に内向型の人は
ちょっとでも嫌がられたらイヤ
という考え方をします。
敏感かつ繊細なので、すこし嫌がられただけでも人格否定されたように感じるためです。

2人はいいコンビ【ただ……】


こんな感じで真逆のコンビですが、最終的には
まりあちゃんのかわいい守備範囲が広すぎてデュオ(チーム?)が成立してました。


そりゃそうですよね。
「全人類皆かわいい」とか言っちゃうような子ですから、それってつまり地球の端から端までが守備範囲ということなので。


それに、これも前回の記事で書きましたが、
趣味は類似性、性格は相補性が大事です。


2人はこれからも、お互いを補い、支え合ってやっていくんでしょう。


とはいえ、やはり2人の感覚に差があるのは事実です。
フォロチケ交換を果たしたあたりでのすずちゃんの「かわいくなきゃ、ダメかな?」というセリフ。


このセリフからうかがえるのは、
すずちゃんはまだ「かわいい」を受け入れきれてないということ。


すなわち、近い将来なんらかの亀裂が入ってチームが分断してしまうような仲違いが起きる可能性が高い……というかほぼ確実におきるでしょうね。


こんな偉そうなこと言ってますが、
72話放送時点で57話を見た分析結果なので
もうすでにケンカ回があった可能性もあるんですよね。


もしあったとしたら、こんなドヤ顔で記事書いちゃって最高に恥ずかしいですが、まぁ仕方ないですね。


プリチャン観るのサボりまくってかわいい♡

まとめ


プリティーシリーズは本当に学びの多い作品です。
やはり子ども向けのアニメなので、子どもが見るという前提があり、どうしても教育的な側面が強くなるのかもしれません。


そういう面もあってか、プリチャンは退屈なアニメだと思われるケースが少なからずあります。
しかし、僕はそうでもないんじゃないかなと思います。


現に僕はプリチャンから学び取れることがありますし、学び取れることがあるということは、それは退屈なことではありません。


とはいえ、感じ方は人それぞれで、誰がどんなふうに思うかは自由であっていいはずです。
だから、退屈だ、という感情も大切な感想のひとつです。


僕が言いたいのは、学ぶ姿勢を持って見ればどんなモノからも学び取れるということです。
自分が見方を変えるだけで面白いと感じられることって、実はたくさんあるんじゃないかな……とまりあちゃんのかわいいを見てて思いました。

深い意味はありませんよ

【参考文献】

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