オタクはなぜ飽きるのか
目次
- 昨今のオタクは飽き性
- Q,なぜ飽きるのか?A,熱意ゆえに
- 飽きるのを遅らせるには?【変化をつける】
- 具体例【要素を少し変化】
▶︎オタクは飽き性
Twitterなどを見る限り、大部分のオタクは飽き性です。
○○は嫁!のようなツイートはたまに見かけますが、
たいてい3ヶ月で別のキャラを嫁と呼び始めているケースが少なくないです。
▶︎Q,なぜ飽きるのか?A,熱意ゆえに
僕も身に覚えがありますが……オタクはとにかく一点に集中すると、すべてのリソースをそれに注ぎ込みがちです。
暇さえあれば、そのコンテンツについて検索し
お金が余ればグッズを買い。
すきあらば他人に布教する。
とにかく凄まじい熱意を持って取り組みます。
それ自体は素晴らしいことなのですが、こんな生活を続けていると、ほとんどの場合は飽きます。
この現象は限界効用逓減(げんかい-こうよう-ていげん)の法則と呼ばれています。
例えば、カレーライスが大好き!という人が居たとします。
その人が
「これから毎日、口にする食べ物は全部カレーにしよう!」
と決意したとしましょう。
最初のうちは良いかもしれませんが、おそらく2週間もしないうちに
「もう充分堪能したよ……」
となり、
3週間頃には
「もうカレーは食べたくない」となるでしょう。
4週間したら
「もうカレーなんて見たくもない!」
にまで変化しているかもしれません。
好きなアニメを何周もしたり、好きなゲームを周回してしまう方にはピンと来る場面が思い浮かんだかもしれません。
つまり、
どんなに好きなことでも1回目の感動と10回目の感動は違うということです。
オタクが飽きやすいのは、皮肉にも
ハマるとその事にばかり熱中するから。
ひとつのコンテンツにのめり込んでしまう熱意故に……というわけです。
▶︎飽きるのを遅らせるには?【変化をつける】
でも、正直言って好きな作品に飽きたくないじゃないですか。
飽きる原因は
同じような刺激を何度も繰り返している事によって脳が「はいはい、またこれね」と油断してしまうことです。
脳はなるべく楽をしたいと思っています。
なので、何度もやることはなるべく意識を向けずに自動で処理します。
おそらくあなたも、歯を磨く時にいちいち
「上の歯を左から順番に10秒ずつ磨いて……」
と考えてはいないのではないでしょうか?
もし考えていたとしても、歩く時に
「右足を踏み込んで……そしたら膝を曲げて衝撃を受けとめて体勢を立て直し、次に左足を……」
と考えたりはしないと思います。
全部を無意識にしているはず。
これと同じことが、好きなコンテンツに対してもおきます。
では、それを防ぐためにどうすれば良いのでしょうか?
それは、変化を与えることです。
変化を与えることで、脳は
「アレ!?この刺激はいっつも違う……パターンが読めない!」
と混乱します。
混乱すると当然、脳は無意識に処理できません。
なので、コンテンツに触れる時に変化をつけていけば良いというわけですね。
▶︎具体例【要素を少し変化】
変化をつけるとは言っても、大げさに捉える必要はありません。
昨日とちょっと違うな……と感じる程度なら十分です。
例えば以下のように。
①場所を変える
アニメの場合、観る場所を変えます。
いつも自室で観るならリビング、玄関、トイレ(僕もよくやりますがヒンシュクを買うので控えめに)なんなら外で、など
いつもとは違う場所で見てみましょう。
場所を変えると当然姿勢も変わりますね。
自室なら椅子に座って観てるかもしれませんが、外となると立って観てるしかありません。
さらに場所によって気温や湿度、風が吹いているかどうかなど、触れる情報が変わります。
この程度の違いでも、変化としては立派なものです。
②時間を変える
これもアニメの場合で語りますが、
いつも夜中にアニメを観るなら朝に観てみたり
昼に見て観たりなど。
時間を変えることで、①と同様に触れる情報が変わります。
③人数を変えてみる
これもアニメで例えます。
アニメって、いつも1人で観てますよね?
なので
・誰かと一緒に観てみる
・Twitterで実況しながら観る(マルチタスクなのであまりお勧めしない)
・メールで実況中継 CM入れば電話タイム(これもマルチタスクなのでお勧めしない)
などをすると、他人と感想を言い合うことで
自分では気づかなかった事に気づけたりなど、新鮮な体験ができます。
まとめ
オタクが飽きやすいのは熱中してしまうから
→脳が飽きないように変化をつけよう
【参考文献】
内向的でオタクな自分がキライだ……と言う方にオススメしたい本です。
「オタクで良かった!」とか、「内向的でも悪くないじゃん!」と思えることうけおいです。
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