僕の音楽感は浅かったと気づいた【日記】【初回】
このシリーズでは、僕が日々の中で思ったことをまとめたり整えたりせずにさらけ出すという危険な試みを行っていきます。
目次
はじめに
かつての僕
「歌詞にメッセージ性が~~」は浅い
本当に良い曲とは
はじめに
こんにちは、なめです。
いつもこのブログを読んでくださってありがとうございます。
今回は新企画と銘打って、日記的なシリーズを始めようと思います。
僕は昔から、人のブログを結構読みます。
ゲームにハマっている時はゲームのブログを。
なぜそんなことをするかと言えば、書いた人の考え方とか性格が分かるからです。
ではなぜ、性格や考え方が分かると楽しいかと言えば、それはひとえに僕には友達がいないからです。
ブログを読んで、その人と自分が喋っているような錯覚に陥ることで、寂しさを紛らわせることができます。
別にこのブログの読者の方がそうだとは言いませんが、
「僕自身ブログをやっているのに、自分が普段読みたいと思う記事を書かないのは変かな?」と思ったので、書いてみることにしました。
校正はせずにパッと投稿しているので、いつも以上につたない文章ですが、おつきあいいただけるとうれしいです。
かつての僕
あまりブログで発言したことはなかったかも知れませんが、
僕はUVERworldが大好きです。
彼らは、当時ボカロしかなかった僕のミュージックシーンに颯爽と現れ、すべてをかっさらっていったのです。
そう、かつての僕はボカロしか聴かない、当時(2011頃)は典型的な背伸びオタク中学生でした。
UVERworld
そんな僕がUVERworldと出会ったのは、僕が高校1年生だった頃でした。
忘れもしません。夏休みの夕方でした。
「機動戦士ガンダム00」を見ていた私は、UVERworldのオープニング曲「儚くも永久のカナシ」を聴きました。
当時UVERworldという名前は知っていると言う状態で、
「儚くも永久のカナシという曲が人気らしい」程度の認識でした。
始めてこの曲を聴いたとき、僕は衝撃を受けませんでした。
「なんだこの曲は!?」とすら思いませんでした。
「ふ~ん」程度で。
むしろ「ガンダムに合わね~w」としか思いませんでした。
じゃあいつ彼らの虜になったかというと、それは劇場版です。
劇場版ガンダム00のエンディングテーマが「クオリア」という曲でした。
(よければYouTubeとかではなく、劇場版ガンダム00を見てクオリアの衝撃を体感してください。後輩にクオリア単体で聴かせたら微妙な表情をされたので)
僕はこのとき「なんだこれは!?」と驚愕しました。
きれいなメロディーに、素晴らしい歌詞が乗っかっていて、心が震えました。
それ以来、僕はUVERworldの曲を盲目的に聴き尽くすようになったのです。
「歌詞にメッセージ性が~~」は浅い
僕はUVERworldに出会って以来、自らの曲に対する好みとして
「歌詞にメッセージ性があるものが好きだ!」と言ってきました。
(ブログでは言ってないかも知れませんが)
歌というのは、アニメ、マンガ、、ゲーム、小説などと比べると
明らかに伝えられる情報の密度が少ないメディアです。
さらに、僕たちが日常で使っている日本語という言語は歌に乗せるには向かないものでもあります。
英語は一つの音符に一つの単語を乗せることができますが、日本語は一文字しか乗せられません。
そういったハンデを背負った言語で歌うからこそ、間接的な歌詞で情報を伝える奥ゆかしさが楽しめるのです。
僕はそれを強く意識しているので、乱暴な言い方をしてしまうと
「歌詞にメッセージ性がない曲はクソだ」くらいに思っていました。
なので一番嫌いなのがアイドルソングにありがちな恋愛ソングでした。
(だからこそ、僕がプリリズやプリパラにハマったときは大変驚きました)
しかし、最近になって考え方が変わりました。
「音楽が商品である以上、メッセージ性があるのは当たり前ではないか?」と考えるようになったのです。
メッセージ性が大事ではないという事はないのです。
ただ、歌である以上メッセージ性があるのは当たり前で、我々はそれ以上の物を追求しなければならないのではないか?
と思うようになりました。
歌詞が良い。それは当たり前。
重要なのは例えば曲調がこれまでにあまりなかったものだとか、そういうことに目を向けるべきなのではないか、と。
本当に良い曲とは
本当に良い曲とは何なのでしょうか。
今の僕が思うのは、以下のような要素を含んだ曲です。
- 歌詞が良い
- 音が良い
- 普遍的ではない
歌詞が良い、メロディーも良い。
これを標準装備として搭載した上でのプラスアルファ。
それは「普遍的ではないこと」だと思います。
僕は基本的に流行ってる曲が嫌いです。
理由としては、「俺の気持ちは俺にしか分からないのに、ひとくくりにして語るなよ」と思ってしまうからです。
人の生き方はそれぞれ違います。誰一人として、全く同じバックボーンを背負った人はいません。
感じ方、考え方は人それぞれなはずなのに
「ほらほら、こうだろ? 君らくらいの年頃は」
「恋愛最高! ほら、キミも歌いなよ!」
「絆! あきらめない心! 愛しい恋人!」
みたいに強いてくるのが、ものすごく居心地が悪く感じます。
歌なんて普遍的じゃなくて良いと思うんです。
「俺は真夜中にパンツをかぶって外を出歩くのが好きだ!」
とか言われたら、ほとんどの人は「ええ……」みたいな反応をする。
だけど、もしかしたら世の中には似たようなことをコッソリやってる人がいて、そういう人が「あ、俺と同じようなヤツがいるんだな」と思える。
曲全部がそうなれば良いと言うわけではありませんが、少なくとも世の中の半分くらいの曲は、そんな狭いモノで十分なのではないかなと思いました。