サモンズボードで資本主義について考えた【日記】
このシリーズでは、僕が日々の中で思ったことをまとめたり整えたりせずにさらけ出すという危険な試みを行っていきます。
目次
最近ハマってるスマホゲーム
ガチャ引けないとクソつまらん
ガチャ引いても何も出ない
ガチャを我慢&石を貯めよう
ガチャ引かないなら頑張らなくて良くないか?
僕たちは主本主義の奴隷だ
最近ハマってるスマホゲーム
ここ最近ハマってるスマホゲームがあります。
それが、ガンホーから出ている「サモンズボード」です。
4×4の正方形の盤面の上で戦う、ターン制のゲームで、
簡単に言えばチェスみたいなゲームです。
僕はめったにスマホゲームはやらないので、かなり珍しいことだと自分では思っています。
ガチャ引けないとクソつまらん
そんなわけでハマっていたのですが……
このゲーム、いかんせんやることがありません。
やることがないと表現してしまうと語弊があるので言い換えると、
やれることがありません。
というのも、このゲームはその性質上、長く遊べば遊ぶほど強くなるゲームです。
逆を言えば、始めて日が浅いとめちゃくちゃ弱い。
めちゃくちゃ弱いと勝てるダンジョンも限られてくるので、必然的に勝てるところを回るか、経験値ダンジョン周回くらいしかやれることがなくなってしまうというワケです。
そんな現状を打開するのに有効な手段がガチャ。
強いモンスターをゲットできれば、それだけで戦略にも幅が持てます。
しかし……。
ガチャ引いても何も出ない
このゲームは、石の配布や無料ガチャの提供などが多く、結構な頻度でガチャ画面を目にすることができます。
ただ、そのせいもあってか、レア度の高いモンスターがとにかく出ない。
しかも、〇〇連ガチャでレアキャラ確定!のようないわゆる天井もなく、パズドラにはあるモンスター交換(いらないレアモンスター5体と、欲しいレアモンスターを交換してくれる機能)もありません。
そのおかげで、ガチャを引いても戦力の増強につながらず、ただただ、石が虚空に吸い込まれて行くのみです。
ガチャを我慢&石を貯めよう
そんなこのゲームに唯一存在する優遇措置、それが11連ガチャです。
11連ガチャとは、10連ガチャをすると、1回おまけが付いてくると言うモノです。
確率が低いのであれば、回数を増やすことで対処するしかない。
というわけで、僕はガチャを我慢し、11連を引くために石を集める日々を送り始めたのです。
いつか11連をまわし、強いキャラを手に入れるために。
ガチャ引かないなら頑張らなくて良くないか?
ガチャを我慢する生活。
それは想像を絶するほどの苦しみを伴うものでした。
周回の疲れてはガチャで癒やし、強敵との死闘を制してはガチャで祝ってきたのです。
ガチャは僕の生活に対して、とても密接な存在となっていました。
それでも僕は耐えました。すべては未来のため。
いつか手にする強力なモンスターのために……。
そんな生活が3日ほど続いた頃、心情に変化が訪れました。
「つまらん」
現在のチカラでクリアできるダンジョンは、ほぼすべてクリアしてしまいました。
石も足りず、11連にはほど遠い状態です。
どれだけ頑張っても、手が届く気がしません。
適度な高さのハードルは人にチカラを与えますが、高すぎるハードルはその逆です。
僕にとって、この現状はまさに逆のパターンでした。
僕たちは資本主義の奴隷だ
僕はふと思いました。
「俺、なんで強くなりたかったんだっけ」と。
強くなるならガチャを引き、難関ダンジョンに挑む。
これが最短の道です。
しかし、もし、強くなることを放棄してしまったら?
強くならなくてもいいや~という緩い気持ちでプレイしていたら?
そんな気持ちでやっているなら強くなろうと頑張らなくても良いのかも知れません。
僕は人生と同じだと思いました。
良い家に住むのも、良い物を買うのも、家庭を築くのも、どれもお金があってこそです。
豊かな生活を送るには、その分の苦労をしなければなりません。
しかし、豊かな生活を完全にあきらめることができたとき、僕たちは、そのような苦労からは解放されます。
僕は今20代です。順当に生きていくことができれば、あと数十年は生きることでしょう。
その数十年をどう生きるのか……サモンズボードで取る僕の選択の延長線上に答えはある気がしてなりません。
人生の放心についてはさておき、僕はこのゲームにおいて強くなるのを放棄することにしました。
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